神奈川県立近代美術館 鎌倉別館では、コレクション展「荘司 福 旅と写生/ドローイング」を、2023年9月16日(土)から11月26日(日)まで開催する。
荘司福(しょうじ ふく)は、「旅と思索の画家」と称される日本画家だ。1910年に生まれた荘司は、日本国内のみならず、中国、インド、カンボジア、アフガニスタン、そしてエジプトなど、世界各地を旅し、石や土、自然の風景を題材に数多くの作品を手がけた。
国内外への旅を通して、それまでの自信の経験とは異なる風習や造形感覚、死生観にふれた荘司は、それらを作品へと結びつけ、存在の重みと時間性を織り込んでいる。そこには、単なる風景や心象を超えた、独自の深みを見て取ることができる。
コレクション展「荘司 福 旅と写生/ドローイング」では、代表作である《山響》や《刻》、《到春賦》などの作品を、スケッチや小下図とともに展示することで、作品の制作過程や荘司独自の視点を紹介する。
また、義理の娘であり、日本画材の特性を活かした抽象表現を開拓した画家・荘司貴和子(しょうじ きわこ)の作品も目にすることができる。
コレクション展「荘司 福 旅と写生/ドローイング」
会期:2023年9月16日(土)〜11月26日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館)
観覧料:一般 250円、20歳未満・学生 150円、65歳以上 100円、高校生 100円
※中学生以下、障害者手帳などの所持者および介助者原則1名は無料
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:10月1日、11月5日)は、18歳未満の子ども連れの家族は割引料金(65歳以上のぞく)で観覧可
※10月11日(水)、11月3日(金・祝)は観覧無料
【問い合わせ先】
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
TEL:0467-22-5000