企画展「芳年─激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」が、富山県水墨美術館にて、2023年9月15日(金)から11月19日(日)まで開催される。
月岡芳年(つきおか よしとし)は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍し、「最後の浮世絵師」とも称された浮世絵師だ。天保10年(1839年)江戸に生まれた芳年は、歌川国芳(うたがわ くによし)に師事。54歳で没するまで、大胆な構図と鮮やかな色彩により、数多くの作品を残している。
芳年は、初期には師・国芳を受け継いで武者絵を中心に手がけていた。しかし、社会制度や価値観が大きく揺れ動いた幕末から明治時代にかけては、迫真的な戦闘画を制作するようになり、「血みどろ絵」などと呼ばれるシリーズでよく知られることに。その後、歴史画や風俗画で人気を博し、人気浮世絵師として活躍したのだった。
企画展「芳年─激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」では、芳年のコレクションとして質・量ともに世界屈指とされる個人コレクションから、浮世絵版画、肉筆画、そして素描や版木などを紹介。《一魁随筆 西塔ノ鬼若丸》や《義経記五條橋之図》、《藤原保昌月下弄笛図》をはじめ、約200点を目にすることができる。
企画展「芳年─激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」
会期:2023年9月15日(金)~11月19日(日)
会場:富山県水墨美術館
住所:富山県富山市五福777
開館時間:9:30~18:00(入室は17:30まで)
※初日の9月15日(金)は開会式終了後(11:00頃予定)より観覧可
休館日:月曜日(9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
観覧料:一般 900円(700円)、大学生 450円(350円)
※( )内は20人以上の団体料金
※前売券(一般 700円)は、8月15日(火)から9月14日(木)まで、富山県水墨美術館ほかにて販売
※この料金で常設展も観覧可
※小学・中学・高校生徒およびこれらに準ずる者、各種障がい者手帳の所持者は無料
【問い合わせ先】
富山県水墨美術館
TEL:076-431-3719