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京丹後“糸”をめぐる展覧会が京都で - 染織文化を育む仕事を紹介、須藤玲子「NUNO」新作も

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デザインスタジオ「ウィープラス(we+)」と、テキスタイルデザイナー須藤玲子率いる「NUNO」による展覧会「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads─理想の糸を求めて」が、京都の堀川新文化ビルヂングにて、2023年10月5日(木)から30日(月)まで開催される。

デザインスタジオ「ウィープラス」・須藤玲子「NUNO」による展覧会

民谷螺鈿の螺鈿を裁断してつくられた糸 裁断は中島裁断所が行う
撮影:村瀬健一
民谷螺鈿の螺鈿を裁断してつくられた糸 裁断は中島裁断所が行う
撮影:村瀬健一

「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads─理想の糸を求めて」展は、リサーチと実験に基づく独自の活動を展開してきたデザインスタジオ「ウィープラス」のディレクションのもと、「糸」を独自の視点から探る展覧会だ。

上野和弘 《天気図》 2023年
撮影:村瀬健一
上野和弘 《天気図》 2023年
撮影:村瀬健一

本展の手がかりとなるのが、日本の伝統的な染織技術や現代の先端技術を駆使して新しいテキスタイルづくりを行ってきたテキスタイルデザイナー・須藤玲子(すどう れいこ)が率いる「NUNO」の布づくり。須藤の創作にとって重要な産地のひとつである京都・丹後に着目し、糸づくりの仕事に光をあててゆく。

京丹後の特徴である撚糸加工をほどこす撚糸機 田勇機業にて
撮影:村瀬健一
京丹後の特徴である撚糸加工をほどこす撚糸機 田勇機業にて
撮影:村瀬健一

豊かな染織文化を擁する京都が育んできた絹織物の背景には、優れた「糸」の存在がある。本展では、貝殻を使った伝統的な装飾技法「螺鈿(らでん)」を織物に応用する「民谷螺鈿」をはじめ、6つの染織工場の仕事を、素材や道具、映像などを通じて紹介する。

須藤玲子 《花瓶》 2023年
撮影:村瀬健一
須藤玲子 《花瓶》 2023年
撮影:村瀬健一

また、会場では、須藤とNUNOのメンバーが、丹後で新たにデザイン・開発した絹織物の新作を初公開する。

展覧会概要

展覧会「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads─理想の糸を求めて」
会期:2023年10月5日(木)〜30日(月) 会期中無休
会場:堀川新文化ビルヂング
住所:京都府京都市上京区皀莢町287
開館時間:10:00〜19:00
※10月18日(水)は18:00まで
観覧料:無料

【問い合わせ先】
NEUTRAL
TEL:075-431-5537(10:00〜19:00)

Photos(6枚)

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