神奈川県立近代美術館 葉山では、コレクション展「斎藤義重という起点—世界と交差する美術家たち」を、2024年4月20日(土)から6月30日(日)まで開催する。
コレクション展「斎藤義重という起点—世界と交差する美術家たち」は、神奈川県立近代美術館 葉山で開催される企画展「吉田克朗展—ものに、風景に、世界に触れる」に合わせた展覧会だ。もの派の中心作家として活躍することになる吉田克朗(よしだ かつろう)が、多摩美術大学で師事した美術家・斎藤義重(さいとう よししげ)を取り上げる。
1904年に生まれた斎藤は、60年代、現代美術の国際展「ヴェネチア・ビエンナーレ」に2度選出されるなど、国際的に注目を集める美術家であった。64年には、多摩美術大学の教授に就任し、もの派をはじめとする多くの作家を育てている。吉田もまた、斎藤に学んで大きな影響を受け、その師弟関係は生涯にわたるものとなった。
本展では、《漁村》や《鬼》、《MUSHININARU》など、斎藤が手がけた作品を紹介。また、斎藤と交流し、当時世界で活躍した美術家、今井俊満(いまい としみつ)や佐藤敬(さとう けい)、堂本尚郎(どうもと ひさお)などの代表作もあわせて展示する。
また、斎藤にまつわる資料も。2回のヴェネチア・ビエンナーレをはじめ、国内外で斎藤自身が撮影した写真を展示するほか、斎藤が作品制作のアイディアを記録したノート、美術関係者と交わした書簡などを初公開する。
コレクション展「斎藤義重という起点—世界と交差する美術家たち」
会期:2024年4月20日(土)〜6月30日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室3b
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)
観覧料:一般 250円(150円)、20歳未満・学生 150円(100円)、65歳以上 100円、高校生 100円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、障害者手帳などおよびミライロIDの提示者(介助者原則1名含む)は無料
※5月18日(土)「国際博物館の日」は無料開館
※企画展「吉田克朗展—ものに、風景に、世界に触れる」の観覧券で、同日にかぎり本コレクション展を観覧可
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:5月5日、6月2日)は、18歳未満の子ども連れの家族は割引料金で観覧可(65歳以上のぞく)
【問い合わせ先】
神奈川県立近代美術館 葉山
TEL:046-875-2800(代表)