特別展「エドワード・ゴーリーを巡る旅」が、奈良県立美術館にて、2024年9月14日(土)から11月10日(日)まで開催される。東京の渋谷区立松濤美術館などでも開催された巡回展だ。
不思議な世界観とモノトーンの緻密な線描による絵本作品で知られる、アメリカの絵本作家エドワー
ド・ゴーリー。『うろんな客』や『不幸な子供』など、ゴーリー自らがテキストとイラストの両方を手がけた主著(primary books)のほか、挿絵、舞台や衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターを手がけるなど、多彩な才能を発揮した。
特別展「エドワード・ゴーリーを巡る旅」は、ゴーリーの世界を特徴付ける「子供」、「不思議な生き物」、「舞台芸術」といったテーマのもと、作品を紹介する展覧会。『不幸な子供』や『金箔のコ
ウモリ』をはじめ、代表作の絵本原画など約250点の作品や資料を展示する。
また、本巡回展の関西初開催となる奈良会場では、関連展示「エドワード・ゴーリーと日本文化—20世紀アメリカの眼—」を開催。ゴーリーは『源氏物語』を愛読し、日本文化への造詣が深かったとされるほか、その作品には日本美術に似た表現が用いられているという指摘もある。本展示では、ゴーリーと戦後アメリカの日本美術受容をテーマに、奈良県立美術館の収蔵作品約30点を紹介する。
特別展「エドワード・ゴーリーを巡る旅」
会期:2024年9月14日(土)〜11月10日(日)
会場:奈良県立美術館
住所:奈良県奈良市登大路町10-6
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(9月16日(月・祝)・23日(月・振)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・祝)は開館)、9月17日(火)・24日(火)、10月15日(火)
観覧料:一般 1,200円(1,000円)、高校・大学生 1,000円(800円)、小・中学生 800円(600円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者手帳など(アプリ含む)の所持者および介助者1人は無料
■関連展示「エドワード・ゴーリーと日本文化—20世紀アメリカの眼—」
会期:2024年9月14日(土)〜11月10日(日) 展示替えあり
[前期 9月14日(土)~10月6日(日) / 後期 10月8日(火)~11月10日(日)]
【問い合わせ先】
奈良県立美術館
TEL:0742-23-3968