特別展「ティンティン・ウリア:共通するものごと」が、広島市現代美術館にて、2024年9月21日(土)から2025年1月5日(日)まで開催される。
ティンティン・ウリア(Tintin Wulia)は、オーストラリア、イギリス、スウェーデン在住のインドネシア人アーティストだ。1972年に生まれたウリアは、市民権、戦争、国家機密など、国境に関連するテーマのもと、さまざまな領域にわたるインスタレーションや映像作品を発表してきた。
ウリアの制作の背景にあるのが、民族的なマイノリティである中国系バリ人という自身の出自と、1965〜66年のインドネシア大虐殺の際に行方不明となった祖父の存在である。人々が作りだす政治的・社会的な境界に着目する活動を通して、ウリアは、身近な事物が美的要素を得ることで、人々を繋ぐ「共通するものごと」になりえることを見出すようになったのだ。
特別展「ティンティン・ウリア:共通するものごと」は、日本初となるウリアの個展。個々人の背景が、どのようにして集団的な行動や他者との社会的繋がりへと変化するのか、ということを探るウリアの試みを、比較的初期から現在にいたるまでの作品とともに紹介する。
特別展「ティンティン・ウリア:共通するものごと」
会期:2024年9月21日(土)〜2025年1月5日(日)
会場:広島市現代美術館 展示室B-1
住所:広島県広島市南区比治山公園1-1
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(9月23日(月・振)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・振)は開館)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日火)、12月27日(金)〜1月1日(水・祝)
観覧料:一般 1,100円(850円)、大学生 800円(600円)、高校生・65歳以上 550円(400円)、中学生以下 無料
※( )内は前売および30名以上の団体料金
※前売券は、9月20日(金)まで、広島市現代美術館受付、オンラインショップ「339」、チケットぴあ(Pコード 687-042)にて販売
※11月3日(日・祝)「文化の日」は全館無料
【問い合わせ先】
広島市現代美術館
TEL:082-264-1121