特別展「呉春—画を究め、芸に遊ぶ—」が、奈良の大和文華館にて、2024年10月19日(土)から11月24日(日)まで開催される。
呉春(ごしゅん)は、江戸時代に活躍し、近代京都画壇にも大きな影響を与えた絵師だ。与謝蕪村(よさ ぶそん)のもとで絵画と俳諧を学んだ呉春は、写生を重視した京都の絵師・円山応挙(まるやま おうきょ)と友人として交流。写生画へと転換しつつも、落ち着きと潤いのある筆致による画風をうち立て、その温雅な画風は四条派として広がってゆくことになる。
特別展「呉春—画を究め、芸に遊ぶ—」は、呉春の画業を振り返り、次第に洗練されてゆく画風の変化をたどる展覧会。寺院の襖絵などの大作を交えつつ、重要文化財の《柳鷺群禽図屏風》や《白梅図屏風》といった作品を紹介するほか、俳諧や謡曲に通じていた面にも光をあてる。
特別展「呉春—画を究め、芸に遊ぶ—」
会期:2024年10月19日(土)〜11月24日(日) 会期中に展示替あり
[前期 10月19日(土)~11月4日(月・振) / 後期 11月6日(水)~24日(日)]
会場:大和文華館
住所:奈良県奈良市学園南1-11-6
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(11月4日(月・振)は開館)、11月5日(火)
入館料:一般 950円、高校・大学生 730円、小・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引、引率者1名無料
※障がい者手帳の所持者および同伴者1名は2割引
※10月31日(木)は観覧無料
【問い合わせ先】
大和文華館
TEL:0742-45-0544