目黒雅叙園の東京都指定有形文化財である「百段階段」で『いけばな×百段階段2015』が開催される。期間は2015年3月17日(火)から5月17日(日)まで。展覧会では、日本最大のいけばな団体・公益財団法人日本いけばな芸術協会より総勢54流派が9週間にわたり、週替わりで作品が披露される。
会場は、昭和初期に著名な作家たちによって描かれた日本画と、意匠が凝らされた装飾が施された文化財「百段階段」。昭和を代表する日本画家たちと現代のいけばなのアーティストたちによる時代を超えた美の共演を楽しむことができる。
また、休館日の月曜日には、各流派の家元らによる公開制作を正面玄関で見ることができ、いけばなを初めて観る人から学んでいる人まで、さまざまな来場者が楽しむことができるイベントとなっている。
■文化財「百段階段」とは
2009年に東京都の指定有形文化財に指定された、目黒雅叙園に現存する唯一の木造建築。江戸文化の贅を受け継ぐ昭和の色彩空間として、今も大切に保存されている。ケヤキの板材でつくられた99段の階段廊下をもつことから通称「百段階段」と呼ばれ、階段廊下の南側にはかつて晴れやかな宴が行われた7つの部屋が連なっている。各部屋には樹齢数100年を超える床柱の他、天井や欄間には当代屈指の著名な作家たちによって創り上げられた世界が描かれており、昭和初期における美の共演と大工の高い技術力を見ることができる。
【開催概要】
いけばな×百段階段2015
開催期間:2015年3月17日(火)~5月17日(日)
※月曜休館
開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
会場:東京都指定有形文化財「百段階段」
住所:東京都目黒区下目黒1-8-1
アクセス:電車…目黒駅(JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線)より徒歩3分
入場料:当日 1,200円/前売 1,000円/学生 600円/通期入場フリーパス 3,000円
※小学生以下無料
【問い合わせ先】
TEL:03-5434-3140
※10:00~18:00