新たに誕生する大分県立美術館の開館記念展「モダン百花繚乱 『大分世界美術館』」が2015年4月24日(金)から7月20日(月・祝)まで開催される。
左) 宇治山哲平《童》 1972年 大分県立美術館
右) ピエト・モンドリアン《絵画Ⅰ》1921年 デン・ハーグ市美術館
Collection Gemeentemuseum Den Haag, The Hague, The Netherlands
会場となる大分県立美術館が位置する大分は、昔から宇佐・国東地域を中心とした宗教文化の展開や、南蛮貿易の活発化による西欧文化との接触、江戸時代後期から大正期にかけての南画の隆盛など、異文化との交流を通じて多種多様な人物・文物が混じり合ってきた土地。
本展覧会は、こうした大分の土壌に基づき、大分の文化を象徴する作品と、世界的に知られた美術館の名作、あるいは日本を代表する美術館のさまざまな名品が出会い、響き合う “大分世界美術館” を提示する。展示内容は、国内外の美術館や個人コレクション等から厳選された200余点から構成。室町期から現代にいたる絵画、彫刻、工芸、写真などの作品が “モダン” という底流のもとに、時代や地域、ジャンルを越えて会場を彩る。
左) アンリ・ルソー《散歩(ビュット=ショーモン)》1908年頃 世田谷美術館
右) 生野祥雲齋《陽炎》1958年 大分県立美術館
会場は全5章で構成され、アンディ・ウォーホルやピカソを揃えた「モダンの祝賀」や、青木繁やアンリ・マティスなどの「死を超える生・咲き誇る生命」、尾形乾山や三宅一生の「日常の美 人と共に生きる『もの』と『かたち』」など、国内外の魅力的な美術品を様々なテーマに沿って紹介。
その他にもイサム・ノグチ、アンリ・ルソー、与謝蕪村などの「画人たちの小宇宙」や、松本陽子、横山大観の「視ることの幸福」と常時180点以上もの作品が展示される。
その他、様々なワークショップやレクチャーなども合わせて開催されるので、是非足を運んでみて欲しい。
【展覧会概要】
モダン百花繚乱「大分世界美術館」
会期:2015年4月24日(金)〜7月20日(月・祝)
会場:大分県立美術館
住所:大分県大分市寿町2番1号
開館時間:10:00〜19:00(金・土曜は20:00まで/入館は閉館の30分前まで)
休展日:5月11日(月)、25日(月)、6月8日(月)、22日(月)、7月6日(月)は展示替えのため休展 ※コレクション展は開展