企画展「雑貨展」が21_21 DESIGN SIGHTで、2016年2月26日(金)から2016年6月5日(日)まで開催される。
「雑貨」とは「私たちの日常の生活空間に寄り添い、ささやかな彩りを与えてくれるデザイン」といえる。探す、選ぶ、買う、使う、飾る、取り合わせるといった行為や経験を通じて、モノ自体が持つ魅力を再発見し、暮らしに楽しみをもたらしてくれる「雑貨」は、現代人の生活空間に欠かせない存在だ。
本展では、そんな「雑貨」をめぐる環境や感性を、世界的にもユニークなひとつの文化として包括的に眺め、その佇まいやデザインの魅力に改めて目を向けるもの。モノのもつ魅力を体感できるよう、多様なテーマで構成される。
松野屋+寺山紀彦 (studio note)「荒物行商インスタレーション」(画像: 荷車を引く行商 <横浜開港資料館所蔵>)
会場では、明治時代に荷車に日用品を積んで販売していた行商の姿を、現代の日用品で再現した「荒物行商インスタレーション」や、日本の歴史的背景から雑貨のルーツを知るコーナー「雑貨と生活史年表」などが登場。他にも、戦後と現代の暮らしの変化を採集記録や分析によって比較する。また、様々な分野のプロフェッショナルが、彼らの世界観やその佇まいを感じる雑貨を展示する企画「出展者の雑貨」も。
さらに関連プログラムとして編集者、デザイナー、アートディレクター、バイヤーなど多方面で活躍する人々を交えたトークショーも開催。また、本展に合わせ1Fショップスペースを「雑貨店」として展開し、深澤直人セレクトのアイテムを中心に参加作家・出展者にまつわる雑貨を実際に販売する。
【開催概要】
会期:2016年2月26日(金)〜2016年6月5日(日)
開館時間:10:00〜19:00 (入場は18:30まで)
※2016年4月28日(木)は関連プログラム開催に合わせ、通常19:00閉館のところを特別に22:00まで開館延長する(最終入場は21:30)
会場:21_21 DESIGN SIGHT
住所:東京都港区赤坂9-7-6
入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
※15名以上は各料金から200円割引
※障害者手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名は無料
休館日:火曜日 ※2016年5月3日(火)は開館