「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」が国立西洋美術館と兵庫県立美術館で開催。会期は、東京展が2018年2月24日(土)から5月27日(日)まで、兵庫展が2018年6月13日(水)から10月14日(日)まで。
プラド美術館は、スペイン王家のコレクションを中心に、7,000点を超える絵画を収蔵するスペインの国立美術館。そのコレクションの中には、宮廷画家であったディエゴ・ベラスケススやフランシスコ・デ・ゴヤの代表作群をはじめ、ラファエロ・サンティ、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ、ピーテル・パウル・ルーベンスなどの作品を多数含み、スペイン王朝の栄華を今に伝えている。本展では、そんなプラド美術館の核となっているベラスケスと17世紀絵画のコレクションを網羅的に紹介する。
ベラスケスの作品では、1635年ごろに描かれたとされる《フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像》をはじめ、傑作とされる絵画7点が中心だ。ベラスケスの傑作が7点展示されるのは日本において過去最多。国民的画家としての重要性から、まとまった数で貸し出される機会が極めて限られている作品を、本展では一度に見ることができる。
ベラスケスは宮廷画家として国王やその一家の似姿を描くかたわら、宮廷のエンターテイナーであった矮人や道化も肖像に残した。そんな彼の芸術の革新性の一つ、「描く対象の『無差別』さ」がはっきりと分かる作品《バリェーカスの少年》も来日する。
その他、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの《音楽にくつろぐヴィーナス》や、ピーテル・パウル・ルーベンスの《聖アンナのいる聖家族》など有名絵画が一堂に会す。絵画の「黄金時代」と呼ばれる17世紀スペインの絵画とイタリアやフランドル絵画の作例も加えて、17世紀マドリード及びスペインの国際的アートシーンが再現される。
さらに、イベントやプラド美術館展グッズの販売も実施予定。日本で滅多に見ることができない名作たちの元へ、是非足を運んでみて。
「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」
■東京展
会期:2018年2月24日(土)~5月27日(日)
会場:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30~17:30(金・土は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※3月26日(月)、4月30日(月)は開館
料金:
一般 当日 1,600円 前売・団体 1,400円
大学生 当日 1,200円 前売・団体 1,000円
高校生 当日 800円 前売・団体 600円
※中学生以下無料
※心身に障害のある方及び付添者1名は無料(入館時に障害者手帳を提示)
※団体は20名以上
※2018年2月24日(土)~3月4日(日)は高校生無料観覧日(入館時に学生証を提示)
■兵庫展
会期:2018年6月13日(水)~10月14日(日)
会場:兵庫県立美術館
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
開館時間:10:00~18:00(金・土は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※ただし祝日の場合は閉館、翌火曜日休館
料金:
一般 当日 1,600円 前売・団体 1,400円
大学生 当日 1,200円 前売・団体 1,000円
70歳以上 当日 800円 団体 700円
※高校生以下無料。 ※団体は20名以上。
※前売は一般、大学生のみ。前売券の販売開始は2018年春を予定。
※心身に障害のある方は各当日料金の半額(70歳以上除く)、その介護の方1名は無料。
※一般以外の当日券の購入および障がい者割引の適用には要証明。
【問い合わせ先】
東京展 (ハローダイヤル)
TEL:03-5777-8600
兵庫展 (兵庫県立美術館)
TEL:078-262-0901