Q.「MOTサテライト」のように、まちに結びついたイベントに、今後どのようなことを期待しますか。
作品そのものも、アーティストだけでなく、お菓子屋さんが作ってみてもいいだろうし、不動産屋さんが間取り図で面白いものを作ってみてもいいと思います。地域の人々が作った作品を展示するというのも新しい形で面白いかな。来た人がどんどん何かを足していって、作品を完成させていくような企画もいいなと思います。
パッと見もっとわかりやすい作品がまちなかに溢れているとまちがもっと盛り上がって見えるのかなと思いました。作品そのものを道に置いてみたり、みんなが思わず写真に撮りたくなっちゃう仕掛けも必要。いわゆる“インスタ映え”しそうなモチーフやモニュメントがあれば、どんどんSNSで拡散されるでしょうし。「それどこにあるの?写真撮りに行こう」って広がっていくんじゃないかなと思います。
Q.日頃からアートには触れていますか。
私にとって東京都現代美術館はとても思い出がある場所です。現代美術館で行われていた、展覧会「山口小夜子 未来を着る人」で山本寛斎さんに出会い、これがきっかけで寛斎さんのイベントに出演することになったんです。
また、お仕事の関係で海外にはよく足を運ぶのですが、海外のまちなかには色んな作品が溢れているなと思います。歴史的建造物にアートを描いてしまうような日本にはない作品が面白いです。この秋足を運んだドイツでもベルリンの壁に描かれた絵を見て刺激を受けました。
Q.アートで得た刺激はお仕事に活かされることはありますか。
この作品を観たから私はこれをするって、直接的なものはないのですが、きっと自分が送ってきた人生や時間が表現の中で出ているのではと感じています。
MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景
開催期間:2017年10月7日(土)~11月12日(日)
時間:木・金・土・日・祝日の11:00~18:00(MOTスペースA~G、案内所)
※MOTスポットは会場ごとに開催時間・定休日が異なる。
観覧料:無料
参加アーティスト:
(清澄白河エリア、MOTスペースA~F)
下道基行(言葉の地図を作るワークショップ)、鎌田友介(日本家屋の記憶を辿るインスタレーション)、Atsuko Nakamura(木場の記憶をテーマにした作品展示)、守章(サウンドインスタレーション)、石塚まこ(窓ガラスのドローイング)、東京藝術大学芸術情報センター 清澄白河プロジェクト、東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室、のらもじ発見プロジェクト、錯視ブロックワークショップグループ
(東京藝術大学 アーツ・アンド・サイエンス・ラボ、MOTスペースG)
エリック・ボードレール、ユリアス・コラー、ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ、ミリアム・レフコウィッツ、冨井大裕
■案内所
MOTサテライト開催中は、深川資料館通りに案内所(江東区三好2-17-11)を設置。まちめぐりが楽しくなるGUIDE MAPや、同時開催している文化情報、地域パンフレットなどを配布。毎週末には、ガイドスタッフによるトーク&まち歩きクルーズ「ガイドとめぐるMOTサテライト」を実施。
【清澄白河エリア】
【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
営業時間:年中無休 8:00~22:00
TEL:03-5633-5860(東京都現代美術館 代表)
営業時間:平日 9:30~18:00
東京都現代美術館 HP
URL:http://www.mot-art-museum.jp/
アーツカウンシル東京 HP
URL:https://www.artscouncil-tokyo.jp/