資生堂(SHISEIDO)が運営する資生堂アートハウスにて、「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー さまざまなデザイン」展が、2018年7月3日(火)から9月2日(日)まで開催される。
左)スキャパレリ社「太陽王」1945年、バカラ(デザイン:サルバドール・ダリ)
右)エリザベス・アーデン社「イッツ・ユー」1939年、バカラ
「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー さまざまなデザイン」展は、19世紀以降に発表された独創的でデザイン性に富んだ香水瓶にフォーカスを当てた展覧会。
前期展「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー ラリックとバカラを中心に」では、装飾工芸家 ルネ・ラリックやクリスタルガラスのブランド「バカラ」の手掛けた作品に焦点を当てたの対し、本展では作家の範囲をより広げて作品を紹介。前期展とは、また一味異なる趣のラインナップを揃える。
左)エルメス社「天皇陛下御即位記念香水瓶」1990年、サン・ルイ
右)リュバン社「運命」1921年、バカラ
会場では、前回同様ルネ・ラリックやバカラを交えながら、シュルレアリスムの画家 サルバドール・ダリや、彫刻家 ジュリアン・ヴィアールなどのユーモアに富んだ作品を展示。19世紀末からおよそ100年の間に制作された約90点が一堂に会する。
「みづうみ」原画・東山魁夷、羊毛・金糸/木綿、1971年
また合わせて展示されるタピストリーは、1960年代から70年代にかけて国内で制作されたもの。資生堂の依頼によって、京都の美術織物を専門とする工房などで制作されたタピストリーは、岡 鹿之助や前田青邨などの原画をもとにした一点物として織り上げられている。是非会場に足を運んで、人々の生活に彩りをもたらした美しい作品を鑑賞してみてはいかがだろう。
【詳細】
「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー さまざまなデザイン」展
会期:2018年7月3日(火)~9月2日(日)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日)
夏季休館:8月13日(月)~16日(木)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場:資生堂アートハウス
住所:静岡県掛川市下俣751-1
TEL:0537-23-6122
入場料:無料