「フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年」が、2018年10月6日(土)から12月16日(日)までの期間、静岡市美術館にて開催される。
ポプリ壺「エベール」 1757年 セーヴル陶磁都市所蔵
Photo © RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF
セーブル磁器は、1740年にフランス国王ルイ15世による庇護を受け、フランス西端のセーブルに王立磁器製作所を設立したところから歴史が始まった。「フランス宮廷の磁器 セーブル、創造の300年」は、ヨーロッパ磁器の最高峰の一つであるセーヴル磁器の300年に及ぶ伝統と創造の軌跡を、セーヴル陶磁都市の優品約130件で紹介する日本初の大規模展だ。
皿(「ロシア皇帝エカテリーナ2世のカメオとイニシャルのセルヴィス」より)シャルル=ニコラ・ドダン(1734-1803)1778年 セーヴル陶磁都市所蔵
Photo © RMN-Grand Palais (Sevres, Cite de la ceramique) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF
作品は、4章に分けて紹介。第1章「18世紀のセーブル」は、マリー・アントワネットや、ロシア皇帝エカテリーナ2世をはじめとした王侯貴族を魅了した作品などを展示する。第2章「19世紀のセーヴル」は、絵画的で技術の高い新古典主義の作品が揃う。
ダンサー No.13(テーブルセンターピース「スカーフダンス」より) 1899-1900年 セーヴル陶磁都市所蔵
Photo © RMN-Grand Palais (Sèvres, Cité de la céramique) / Martine Beck-Coppola / distributed by AMF
第3章「20世紀のセーブル」では、外国人として初の型の製作に携わった日本人・沼田一雅の作品を、第4章「現代のセーブル」では、日本の現代アーティスト・草間彌生などの作品を展示。ヨーロッパの王侯貴族たちを魅了してきた作品から、現代を代表する作家たちとコラボレーションしたものまで、希少な名品の数々を是非鑑賞してみては。
【詳細】
フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年
開催期間:2018年10月6日(土)~12月16日(日)
場所:静岡市美術館
住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3F
休館日:毎週月曜日 ※10月8日(月・祝)は開館、翌10月9日(火)休館
開館時間:10:00~19:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
観覧料:一般 1,200(1,000)円、大高生・70歳以上 800(600)円、中学生以下無料
※()内は前売および当日に限り20名以上の団体料金
※障がい者手帳等を持参および介助者原則1名は無料