「不思議の国のアリス展」が、2019年12月3日(火)から2020年1月19日(日)まで福岡市美術館にて開催される。その後、2月1日(土)から3月29日(日)まで静岡に、 2020年6月27日(土)から9月6日(日)まで新潟に巡回する。なお、2020年4月18日(土)から6月14日(日)まで開催予定だった名古屋での展覧会は中止となった。
イギリスの作家、ルイス・キャロルによる世界的ベストセラー『不思議の国のアリス』は、誕生から約150年を迎えてもなお、少女アリスが迷い込む不思議な世界とキャラクターによって多くの人を魅了し続けている。「不思議の国のアリス展」では、「不思議の国のアリス」の原点や、物語の魅力を、日本初公開を含む貴重な作品と共に紹介。様々な角度から、『不思議の国のアリス』の世界観に迫っていく。
大学の数学講師として働いていたルイス・キャロルは、学校に新しく赴任してきたリデル学寮長の娘、アリス・リデルとその姉妹のために『不思議の国のアリス』の原点となる『地下の国のアリス』を生み出した。
自筆の挿絵入りの本を完成させ、アリス・リデルに贈ると物語の面白さが評判を呼び、出版することに。人気画家ジョン・テニエルが挿絵をつけた『不思議の国のアリス』が出版されると、キャロルは一躍人気作家となる。
会場内には、ジョン・テニエルによる初版本のための下絵を展示する他、アーサー・ラッカム、エリック・カール、ヤン・シュヴァンクマイエル、サルバドール・ダリ、マリー・ローランサン、草間彌生、清川あさみ、山本容子など多彩なアーティストが表現する、独特な世界観の「アリス」が集結する。
また、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』、2つの物語に登場する、シロウサギやチェシャ猫、ハンプティ・ダンプティといった、ユニークなキャラクターたちを魅力的に描いた作品なども展示される。
福岡会場となる福岡市美術館内の「レストラン プルヌス」では、コラボレーションメニューとして「アリスの世界のアフタヌーンティーセット」を会期中限定で提供。3段重ねのスタンドには、トランプ型サブレやハートイチゴのフルーツサンドが並び、優雅なひとときを楽しめる。
「不思議の国のアリス展」
〈福岡会場〉
会期:2019年12月3日(火)〜2020年1月19日(日)
休館日:月曜日(ただし2020年1月13日(月・祝)は開館)、2019年12月28日(土)~2020年1月4日(土)、1月14日(火)
時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで)
会場:福岡市美術館
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
TEL:092-714-6051
観覧料:一般 1,400円(1,200円)、高大生 1,000円(800円)、小中生 600円(400円)、小学生未満 無料(ただし保護者同伴)
※価格はいずれも税込
※( )内は前売および20名以上の団体、満65歳以上の割引料金
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性
特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料
※前売りチケットは、ローソンチケットおよびチケットぴあ、および各プレイガイドにて取り扱い
■アフタヌーンティーセット〈2名以上・1日5組(10名)限定〉
期間:2019年12月3日(火)〜2020年1月19日(日)
場所:福岡市美術館 2階レストラン「プルヌス」
価格:1人 2,000円+税
〈巡回〉
・静岡(静岡市美術館)
会期:2020年2月1日(土)~3月29日(日)
住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F
・<中止>名古屋(名古屋市博物館)会期:2020年4月18日(土)〜6月14日(日)
住所:愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1丁目27-1
・新潟(新潟市新津美術館)
会期:2020年6月27日(土)〜9月6日(日)
住所:新潟県新潟市秋葉区蒲ケ沢109-1