チームラボは、金沢21世紀美術館にて個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」を、2019年8月9日(金)から9月1日(日)まで開催する。
光群落 / Light Community
teamLab, 2019, Interactive Installation, LED, Endless, Sound: teamLab
これまでも多くの体験型作品を生み出してきたチームラボ。今回の個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」では、人々が他者と共に作品の一部となり、溶け込むことで、自分と他者との境界を連続的なものに変えること、そして境界のない新しい関係を模索することを目指している。期間中は、1つの連続した波によるインスタレーション「Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる」をはじめとする4つの作品を展示する。
Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる
teamLab, 2019, Digital Installation, Continuous Loop, Sound: Hideaki Takahashi
大型インスタレーションである「Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる」は、コンピューター上の空間で三次元の水の動きをシミュレーションし、粒子の挙動を線で描き、波を平面化した作品。日本の歴史上で、線の集合として表現されることが多かった水と、その線の集合体から感じられる生命感を、現代的に表現し、絵画表現の謎を解明する。と同時に、鑑賞者と作品世界との間に境界線がなくなるような、作品世界に入り込むような感覚へと誘う。
グラフィティ フラワーズ ボミング
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
同作以外にも、今回は空間的インスタレーションをメインとした。
来場者のふるまいの影響を受けながら変容し続ける空間「永遠の今の中で連続する生と死、コントロールできないけれども、共に生きる」、空間に書く書“空書”が作品空間の中を回転していく「反転無分別 - Black in White」、来場者が描いた花々が、壁に生まれ、群生し広がっていく「グラフィティ フラワーズ ボミング」といった全てが、その作品世界をまるごと体感できるようなインスタレーションとなっている。
また、新しく制作中の実験的な作品《光群落》も公開。光が呼応しあう幻想的な空間を体感できる。
【詳細】
「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」
会期:2019年8月9日(金)~9月1日(日)
会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA・B
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
時間:10:00~18:00(金曜・土曜は20:00)
休館日:なし
料金:大人(高校生以上) 2,200円、小人(4歳以上、中学生以下) 1,000円
※3歳以下無料
チケット取り扱い:セブンチケットおよび公式チケットサイト他
【問い合わせ先】
チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花 実行委員会事務局(北國新聞社事業局内)
TEL:076-260-3581(平日10:00~18:00、土日祝休)