インド映画のオススメ作品を紹介。“歌って踊る”エンターテインメント作品から、ほろりときてしまうドラマ作品まで、過去に話題となった様々なジャンルを集めた。ちょっぴり奇想天外な展開や、予測不能なラストなど、是非インド映画ならではの魅力的な世界にもふれてみてほしい。
S.S.ラージャマウリ監督が描くアクション・エンタテインメントで、2部作の完結編。古代インドを舞台に、伝説の英雄・バーフバリの息子である主人公が、家臣の裏切りにより殺された父の仇をとるために、王位をかけた壮大な戦いを繰り広げる。豪華爛漫な演出でも話題になった本作は、2019年時点で、インド映画史上最高の興行収入を記録している。
500年にわたり語り継がれる“愛と誇りの伝記”が、インド映画史上最大級の制作費を費やした豪華爛漫の映像美で蘇る。ストーリーの舞台となるのは、13世紀末の西インドの小国。メーワール王国の妃となった“絶世の美女”パドマーワティを巡り繰り広げられる、一国の運命を揺るがす戦いが描かれる。王たちの野望をかけた戦の末に待つものとはー。
アーミル・カーン主演の感動エンターテインメント。インドの超難関大学を舞台に、青春を謳歌する青年たちの友情をコミカルに描く。物語の合言葉となるのは、タイトルにもなった“きっと、うまくいく”。学園コメディに見せながらも、突然姿を消してしまった主人公を、10年の月日を交錯させながら解き明かしていく、ミステリー的な要素も含まれている。
映画『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督と主演のアーミル・カーンが再共演。世間の常識を全く知らない奇妙な男と、その周りに起こる出来事を、笑いも涙も詰めて描き出す。
『ダンガル きっと、つよくなる』のニテーシュ・ティワーリー監督作品。インドの工科大学の学生寮を舞台にした友情を、主人公たちが大学生活を送った90年代と、親世代になった現代の、2つの時代を交えながら描いていく。
学歴社会インドのお受験がテーマ。洋品店を営むラージと妻のミータが、娘を進学校に入れるため、引っ越し、お受験学校への入学と奔走。そんな夫婦の姿を笑いあり感動ありで描く。主演はイルファーン・カーン。
とことん壮絶な困難にぶち当たりながらも、音楽の夢を追い続ける少女の姿を描いたドリーム・サクセスストーリー。厳しい父親の目を盗んで、YouTubeにアップした彼女の歌声は、たちまち話題に。若干落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマールとの出会いをもたらすが…?『ダンガル きっと、つよくなる』のザイラー・ワシームとアーミル・カーンが再共演。
インド人の男・パワンとパキスタン人の迷子の少女の交流を描いたハートフルな物語。パスポートやビザもないパワンは、国境を越えて、無事に少女を母親のもとに送り届けることができるのか?国・宗教の壁を越えた、パワンの大いなる旅が始まるー。
誰にでも訪れる「死」テーマに、不器用な親子と彼らを取り巻く人間ドラマを描いた一作。主人公は、死期を悟り、“その時“を待つ人々たちのための施設「解脱の家」に入居した父ダヤと、そんな父を複雑な心境で見守る仕息子ラジーヴ。ぎくしゃくした2人をよそに、雄大に流れるガンジス河は、次第に父子の関係をほぐしていく。果たして、ダヤは幸福な人生の終焉を迎えられるのかー?
インドで活躍するラッパーNaezyの実話をもとにしたストーリー。インドのスラムで生まれ育った貧しい青年が、フリースタイルラップの大会で優勝を目指すまでのドラマを描く。必至にのし上がろうと立ち向かう若者たちの背景には、インドの抱える格差社会、宗教的差別といった問題も映し出されている。
現代インドで安全かつ安価な“生理用品”の普及に人生を捧げた男の物語。物語の主人公・ラクシュミは、貧しさゆえに、毎月不衛生な布で処置をしている最愛の妻を救うため、安価に作れる生理用品のリサーチを開始する。しかし周囲の理解は乏しく、遂には村を追い出される事態にまで発展してしまう。そんな中、彼の人生を大きく変える出来事が訪れるー。
実話をベースに、インドの1つの家族を描いた物語。レスリングの夢を未来の息子に託そうとした男のもとに生まれてきたのは、なんと4人の女の子。それでも娘に格闘技のセンスを見出した男は、スパルタ教育を施すが、街中の笑いのタネとなってしまう。やがて目覚ましい才能を開花させた娘たちが、選んだ将来とはー?