展覧会「バンクシーって誰?展」が、東京の寺田倉庫 G1ビルにて、2021年8月21日(土)から12月5日(日)まで開催される。その後、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回する。
「バンクシーって誰?展」は、匿名のストリートアーティスト・バンクシーの軌跡を辿る展覧会。 世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作を、日本ならではの切り口で紹介する。
まるで“映画のセット”のような会場では、バンクシーの創作活動のメインとなる“ストリート”を再現。イギリスやアメリカ、中東などの街並みを表現した空間の中で、各地に残されたストリートアートをリアルサイズで再現した作品と対面できる。場内は全面撮影可能となっており、没入感あふれる空間の中でバンクシーの世界観を楽しめる。
また、バンクシー自身がプライベートコレクターに譲った珠玉のアート作品も展示。中には、アートに造詣が深くバンクシー好きでも知られるデザイナー、ポール・スミス(Paul Smith)が所蔵する油彩画も登場する。作品を“見る”だけでなく、バンクシーの活動を“感じる”ことができる構成となる。
尚、「バンクシーって誰?展」アンバサダーには俳優の中村倫也が就任。音声ガイドも担当する。
バンクシーは、ゲリラ的に街中の壁に描かれる政治色の強いストリートアートと、その社会風刺の効いた作風で人気を博している匿名アーティスト。特に、メトロポリタン美術館や大英博物館など、各国の有名美術館に作品を無断展示したパフォーマンスは有名で、大英博物館では紆余曲折の後、その作品が正式なコレクションに加わっている。
また、ロンドンのオークション「サザビーズ」で起きた“シュレッダー事件”では、最も有名な作品の1つである《風船と少女》が、約1億5000万円で落札された直後に遠隔操作のシュレッダーによって裁断され、大きく話題を呼んだ。
自身のストリートアートの売買を推奨しない(販売用でない限り)など、ある種“アンチアート”の立場を取るバンクシーと、そのスタイルにこそ芸術的な価値を見出す人、ストリートに描かれたアートを純粋に楽しむ人、あるいは投機目的で作品を購入する人......。神出鬼没の匿名アーティスト・バンクシーの周囲には、常に様々な思惑がつきまとっている。
展覧会「バンクシーって誰?展」
会期:2021年8月21日(土)〜12月5日(日)
※当初は2020年8月29日(土)~12月6日(日)の開催予定だったが変更
会場:寺田倉庫 G1ビル
住所:東京都品川区東品川2-6-4
休館日:10月5日(火)・12日(火)・19日(火)
開館時間:11:00〜20:00(金・土・祝前日は21:00まで)
※最終入場は閉館30分前まで
入場料:
〈前売券〉平日 一般1,800円、大学・高校生1,600円、中学・小学生1,100円/土日祝(日時指定) 一般2,000円、大学・高校生1,800円、中学・小学生1,300円
〈当日券〉平日 一般2,000円、大学・高校生1,800円、中学・小学生1,300円/土日祝(日時指定) 一般2,200円、大学・高校生2,000円、中学・小学生1,500円
※未就学児は無料
※チケットはプレイガイドでの事前購入が必要
チケット販売期間:前売券 ~2021年8月20日(金)、当日券 8月21日(土)~12月5日(日)
※土日祝は、11:00~15:00/15:00~20:00(金、土、祝前日は21:00)までの2部制
■巡回情報
・名古屋展
会期:2021年12月19日(日)〜2022年3月27日(日)
会場:グローバルゲート ガレージ名古屋(愛知県名古屋市中村区平池4-60-12 グローバルゲート3F)
・大阪展
会期:2022年4月23日(土)〜6月12日(日)
会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ(大阪府大阪市北区大深町3-1)
・郡山展
会期:2022年6月29日(水)〜8月24日(水)
会場:ビッグパレットふくしま(福島県郡山市南2-52)
・高岡展
会期:調整中
会場:高岡市美術館(富山県高岡市中川1-1-30)
※高岡展終了後、福岡でも開催予定
※開催概要は変更となる場合あり