世界で最も影響力のあるクラブに名を連ねるロンドンのクラブ「fabric」が、世界初のエキシビジョンを東京・渋谷のDIESEL ART GALLERYで開催する。期間は11月16日(金)から2013年2月15日(金)まで。13年間の歴史を象徴するポスターやイメージを一堂に見られる貴重な機会だ。
1990年10月にロンドンの東にあるスミスフィールド市場の向かい誕生した「fabric」。当時ロンドンで主流であった商業的なクラブとは一線を画し、音楽のパフォーマンスとリリース活動に専念してきた。その哲学や精神は、数々のアートワークに視覚的に表現されている。
創立者のキース・ライリー(Keith Reilly)にとって音楽は生活の一部であり、レコードコレクションは500,000枚を超える。現在「fabric」は世界で最も影響力のあるナイトクラブの一つと言われる程にまで成長し、2001年よりコンピレーションアルバムをリリースしている。
「日本という確かな審美眼をもった国で、私たちの最初のエキシビションができることに喜びを感じています。かねてより日本文化と、繊細な美を表現する能力に尊敬の念を持っていて、影響を受けているので、そういった経緯からある種の凱旋のように私は感じています。
展示作品は、写真やモデルメイキング、純粋なデザインといった広範囲かつ集中的なプロセスの結晶です。それらを構成しているのは私たち自身の投影であり、作品は私たちの情熱や存在、そしてハートを写し出す鏡です。すなわち、作品は"私たち自身"なのです」
キース・ライリー
【展覧会概要】
US by fabric
アーティスト:Keith Reilly / fabric
キュレーター:Yoshihiro Kozuma / ziginc.
会期:2012年11月16日(金)~2013年2月15日(金)
開館時間:11:30~21:00
休館日:不定休
会場:DIESEL ART GALLERY
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F
URL:http://www.diesel.co.jp/art/next.html