特別展「建築と社会の年代記―竹中工務店400年の歩み―」が、2020年1月11日(土)から3月1日(日)まで、神戸市立博物館にて開催される。
東京タワー、そして大阪の通天閣やあべのハルカス──そうした建築を手掛けた竹中工務店は、1899年、工匠の竹中藤右衛門により神戸に創立された。竹中家と建築の関わりは、織田信長に務めた竹中藤兵衛正高にまで遡るという。以来400年以上の長きにわたり、竹中家、そして竹中工務店は多くの建築に携わり、人びとの生活や文化を支えてきた。
佐伯祐三《肥後橋風景》[大阪朝日新聞社]1926〜27(大正15〜昭和2)年、朝日新聞社蔵
「建築と社会の年代記―竹中工務店400年の歩み―」は、建築が人間ととり結ぶ関係に焦点を当てて、竹中工務店、そしてその前身である竹中家の手掛けた多彩な建築物を紹介する展覧会だ。古文書・写真・模型・図面・映像といった豊富な建築関係の資料を中心に、あわせて洋画家・佐伯祐三の《肥後橋風景》などの美術作品も展示する。
横浜正金銀行神戸支店[現・神戸市立博物館]外観、神戸市立博物館蔵
会場では、建築と人間との関わり方をもとに、さまざまな建築物を8つの「かたち」に分類。“出会いのかたち”の視点から大阪・あべのハルカスを、また“感性を育むかたち”からは、滋賀・琵琶湖をのぞむ佐川美術館などを紹介する。さらに“暮らし”や“時”といった視点も取り入れ、建築の特徴、そして人びとと社会による受容へと迫る。
【詳細】
特別展「建築と社会の年代記―竹中工務店400年の歩み―」
会期:2020年1月11日(土)~3月1日(日)
場所:神戸市立博物館
住所:兵庫県神戸市中央区京町24番地
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
※毎週土曜は21:00まで開館
休館日:月曜日(ただし1月13 日(月・祝)および2月24日(月・休)は開館)、1月14日(火)、2月25日(火)
入場料:一般 1,000円(800円)、大学生 500円(400円)、高校生以下 無料
※( )内は前売料金および20人以上の団体料金
※前売券の販売期間は、2019年11月15日(金)から2020年1月10日(金)まで
※神戸市在住で満65歳以上の方は、当館券売窓口にて証明書類の提示により500円で入場可
※障がいのある方は障がい者手帳などの提示で無料
【問い合わせ先】
神戸市立博物館
TEL:078-391-0035