展覧会「人間国宝 森口邦彦 友禅/デザイン─交差する自由へのまなざし」が、京都国立近代美術館にて、2020年10月13日(火)から12月6日(日)まで開催される。
友禅の技法で人間国宝に認定される森口邦彦は、パリで学んだグラフィック・デザインと幾何学文様を組み合わせることで、伝統工芸には留まらない「友禅」の可能性を切り拓いてきた。その創作活動は、着物にとどまらず三越のショッピングバッグといったデザインワークまで、多岐にわたっている。
森口のそうした創作は、伝統的な技と感性を起点としつつ、友禅・デザインを社会と交わらせる実践だといえる。展覧会「人間国宝 森口邦彦 友禅/デザイン─交差する自由へのまなざし」では、友禅とデザイン、伝統と現代、そして東洋と西洋などが交差する森口邦彦の創作活動を取り上げ、その全貌を紹介する。
会場では、《友禅着物 白地位相割付文「実り」》 を筆頭に、《友禅着物「千花」》といった初期作から《友禅着物 緋稜文》などに至るまで、森口が手掛けた友禅着物の数々を展示。着物のほかにも、《カップ・アンド・ソーサー「実り」》といった作品を通じて、幅広い創作活動を紹介する。
展覧会「人間国宝 森口邦彦 友禅/デザイン─交差する自由へのまなざし」
会期:2020年10月13日(火)~12月6日(日) 会期中に一部展示替えあり
[前期 10月13日(火)~11月8日(日) / 後期 11月10日(火)~12月6日(日)]
会場:京都国立近代美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
TEL:075-761-4111(代表)
開館時間:9:30〜17:00(金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(11月23日(月・祝)は開館)、11月24日(火)
観覧料:一般 1,000円(800円)、大学生 500円(400円)、高校生・18歳未満 無料(要証明)
※( )内は20名以上の団体および夜間割引(金・土曜17:00以降)
※ 心身に障がいのある方と付添者1名は無料(要証明)
※ 上記料金でコレクション展も観覧可
※ 前売券は10月12日(月)まで、チケットぴあ(Pコード 685-381)、ローソンチケット(Lコード 52904)ほか主要プレイガイド、コンビニエンスストアなどにて販売(手数料がかかる場合あり)