江戸東京博物館にて開催される特別展「縄文2021─東京に生きた縄文人─」は、縄文時代を生きた人びとの“生”の暮らしぶりを探る展覧会。特に、縄文時代の出土品がどのような場所でいかに使用されていたのかに着目し、復元模型や映像などとともに生活空間や道具を再現して紹介する。また、当時の人々の思いを垣間見ることのできる土偶は100体以上が集結する。
会期:2021年10月9日(土)~12月5日(日) 会期中に展示替えあり
会場:江戸東京博物館 1階 特別展示室(東京都墨田区横網1-4-1)
東京・パナソニック汐留美術館の「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」は、日本の美術や工芸がどのようにして西洋に影響を与えたのかを、ジャポニスムとアール・ヌーヴォーをテーマに紹介する展覧会。ハンガリーのブダペスト国立工芸美術館が有するコレクションから、エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルイス・カンフォート・ティファニーらの作品や、名窯ジョルナイ陶磁器製造所の名品など約170件を展示する。
会期:2021年10月9日(土)〜12月19日(日)
会場:パナソニック汐留美術館(東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル 4F)
東京・すみだ北斎美術館の「学者の愛したコレクション ―ピーター・モースと楢﨑宗重―」は、北斎の研究者であり、世界有数の北斎作品コレクターでもあったピーター・モースと、浮世絵研究の第一人者・楢﨑宗重、それぞれのコレクションから珠玉の名品約140点を紹介する展覧会。希少な北斎作品や、高名な絵師・画家たちの作品を通して、ピーター・モースと楢﨑宗重、各々の作品に対するこだわりや研究業績を辿る。
会期:2021年10月12日(火) 〜 2021年12月5日(日)
会場:すみだ北斎美術館(東京都墨田区亀沢2-7-2)
東京の三菱一号館美術館にて、「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ─ モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」を開催。イスラエル博物館が誇る印象派・ポスト印象派の所蔵品から、選りすぐりの作品群が集結する。クロード・モネの“当たり年”に描かれた傑作《睡蓮の池》や、フィンセント・ファン・ゴッホ《プロヴァンスの収穫期》、カミーユ・ピサロ《テュイルリー宮庭園、午後の陽光》など、時代とともに変遷してきた主題や作家の視点を見て取ることができる。
会期:2021年10月15日(金)~2022年1月16日(日)
会場:三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
民藝運動とは、柳宗悦を中心として、日常の生活道具のなかに潜む美を見出し、工芸を通して生活と社会を美的に変革しようと試みた運動だ。東京国立近代美術館の柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」では、道具類や資料など400点以上を展示し、民藝の足跡と社会の関係を探る。また、民藝のメディア戦略にも着目した展示も行う。
会期:2021年10月26日(火)〜2022年2月13日(日)
会場:東京国立近代美術館 (東京都千代田区北の丸公園3-1)
文化学園服飾博物館にて開催される「民族衣装 -異文化へのまなざしと探求、受容-」展は、民族衣装が描かれた書物や、民族衣装の研究、フィールドワークなどに焦点を当て、世界の多様な民族衣装を軸に異文化への興味をどのように探求していったのかを辿る展覧会。アジアやアフリカの民族衣装が、ヨーロッパや日本においてどのようにとらえられ受容されてきたのかを資料や実際の民族衣装展示とともに探っていく。
会期:2021年11月1日(月)〜2022年2月7日(月)
会場:文化学園服飾博物館(東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 1階)
東京の根津美術館にて開催される特別展「鈴木其一・夏秋渓流図屏風」は、江戸時代後期の絵師である鈴木其一の代表作にして異色作である《夏秋渓流図屏風》誕生の秘密に着目した展覧会。酒井抱一や尾形光琳をはじめ、円山応挙や谷文晁、古い時代の狩野派といった、其一に影響をもたらした数々の絵師たちの作品を通して、其一の表現を紐解いていく。
会期:2021年11月3日(水)〜12月19日(日)
会場:根津美術館 展示室(東京都港区南青山6-5-1)
20世紀後半にニューヨークを拠点に活躍した久保田成子(くぼたしげこ)は、ヴィデオ黎明期におけるヴィデオ・アートの先駆者と見なされている。東京都現代美術館の企画展「Viva Video! 久保田成子展」は、その創作活動を通覧する大規模個展。映像と彫刻を組み合わせた“ヴィデオ彫刻”の代表作などを展示する。
会期:2021年11月13日(土)〜2022年2月23日(水・祝)
会場:東京都現代美術館 (東京都江東区三好4-1-1(木場公園内))
東京都美術館にて開催される展覧会「東京都コレクションでたどる〈上野〉の記録と記憶」は、美術館や動物園などが集まる文化的地域でありながらアメ横に象徴される繁華街としての側面も持つ「上野」という街にフォーカス。東京都の所蔵コレクションの中から、上野にまつわる版画や写真作品などを紹介する。作品を通して、近代化が進む過程の上野の様子や、戦前・戦後の上野の様子を伺い知ることができる。
会期:2021年11月17日(水)〜2022年1月6日(木)
会場:東京都美術館 ギャラリーB(東京都台東区上野公園8-36)
東京都現代美術館にて開催される企画展「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」は、音楽とアートを接続する実践を試みるアーティスト・クリスチャン・マークレーのクリエーションを紹介する、日本の美術館では初の大規模個展。コンセプチュアル・アートやパンク・ミュージックに影響を受けた初期作品から、イメージと音の情報をサンプリングした大規模インスタレーション、最新作に至るまで、活動の全貌を辿っていく。
会期:2021年11月20日(土)〜2022年2月23日(水)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F(東京都江東区三好4-1-1 木場公園内)
東京・練馬区立美術館所蔵の、“最後の浮世絵師”とも呼ばれる小林清親の作品を紹介する展覧会「収蔵作品による 小林清親展【増補】─サプリメント─」では、未紹介・未公開の貴重な作品や資料を一気に公開。《高輪牛町朧月景》や《第二回内国勧業博覧会表口》といった光線画の優品から、創作の源泉となったスケッチブックや下絵、初公開となる水彩画、人気の高い肉筆画など、小林清親の多彩な作品が登場する。
会期:2021年11月23日(火・祝)〜2022年1月30日(日)
会場:練馬区立美術館 2階展示室(東京都練馬区貫井1-36-16)
東京の武蔵野美術大学 美術館・図書館で開催される展覧会「牧野良三──舞台美術における伝達と表現」は、長年にわたって、オペラ・バレエの舞台美術や商業施設などの開発・デザインを手がけてきた牧野良三をフィーチャー。オペラ《愛の妙薬》、バレエ《白鳥の湖》、オペラコンチェルタンテ《オテロ》や《サロメ》など、牧野が携わってきた舞台美術のデザイン画や設定資料を展示し、舞台形式の違いに伴う表現の差異
会期:2021年11月29日(月)〜12月21日(火)
会場:武蔵野美術大学 美術館展示室4・5(東京都小平市小川町1-736)
東京の松屋銀座にて開催される展覧会「ディズニー キャッツ&ドッグス展」は、ディズニー作品の“犬と猫”にスポットライトを当てた展覧会。動物をリアルで感情豊かに表現したディズニーの“動物アニメーション”作品から、犬・猫のキャラクターにフォーカス。デジタルアーカイブ化された作品資料300点以上が集結し、『101匹わんちゃん』『わんわん物語』『おしゃれキャット』などの貴重な原画資料や名場面の制作秘話も紹介する。
開催期間:2021年12月1日(水)〜12月25日(土)
会場:松屋銀座8階 イベントスクエア(東京都中央区銀座3-6-1)
© Disney
東京の上野の森美術館にて開催される深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」は、“金魚”をテーマにした作品を手がける現代美術家・深堀隆介の展覧会。ヒレの薄さやウロコの透明感、水の流れまで感じさせる、本物の金魚そっくりの写実的な超絶技巧が特徴の“深堀金魚”作品が、約300点集結。本物と見まがうほどのリアルな“深堀金魚”を存分に楽しめる。
会期:2021年12月2日(木)~2022年1月31日(月)
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される「ザ・フィンランドデザイン展 ―自然が宿るライフスタイル」は、北欧フィンランドのライフスタイルと、豊かな自然に寄り添うデザインを紹介する展覧会。マリメッコ(marimekko)やフィンレイソン(Finlayson)のテキスタイル、アルヴァ・アアルト、カイ・フランクといった巨匠たちのガラス工芸、陶磁器など、日本でも人気の作家から、日本ではまだあまり知られていないアーティストまで、多彩な作品が集結する。
会期:2021年12月7日(火)~2022年1月30日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
東京のウィズ原宿にて開催される展覧会「バンクシー展 天才か反逆者か(BANKSY GENIUS OR VANDAL?)」は、バンクシーによる作品、映像、ポスターなど、計100点以上が集結する展覧会。風刺的でダークユーモアに溢れたバンクシー作品の数々をテーマごとに紹介。インスタレーションによる体験型展示や、関東初登場の貴重な作品展示も楽しめる。
会期:2021年12月12日(日)~2022年3月8日(火) ※2月24日(木)休館
会場:ウィズ原宿(東京都渋谷区神宮前1-14-30)
港区立みなと科学館にて開催される企画展「化粧展~なぜ人は化粧をするのか~」は、時代とともに変化してきた“化粧”に焦点を合わせ、その目的を歴史と科学の観点から探る展覧会。魔除けや信仰に基づいた世界のさまざまな化粧を紹介したり、江戸時代に発展した紅や白粉、お歯黒を、成分や製法といった科学の側面から紹介したりと、ユニークな視点から“化粧”を考察することができる。
会期:2021年12月14日(火)~2022年1月30日(日)
会場:港区立みなと科学館 多目的ロビー(東京都港区虎ノ門3-6-9)