特別展「豊臣の美術」が、大阪市立美術館にて開催。なお、臨時休館に伴い、2021年4月24日(土)をもって閉幕。
織田信長の遺志を継ぎ全国統一を果たした豊臣秀吉とその一族は、きらびやかな桃山美術をリードする原動力でもあった。大阪を拠点に政治を執り行った豊臣一族は、膨大な権力と富を獲得。その勢力は短期間で終わったものの、華やかな桃山文化を隆盛へと導いたのだった。
特別展「豊臣の美術」では、今日まで伝わる豊臣ゆかりの美術工芸品を通して、激動の時代を映しだすきらびやかな造形を紹介する。
会場では、国宝3件、重要文化財22件を含む約80点の作品を展示(展示替えあり)。秀吉の神格化にまつわる肖像画や秀吉夫妻が愛用した蒔絵調度を筆頭に、《唐物瓢箪茶入 上杉瓢箪》や《唐物茶壺 銘松花》といった唐物茶道具、刀剣などを目にすることができる。
さらに、狩野光信《四季花木図襖》など、御用を務めた狩野派絵師による寺院障壁画に加えて、《醍醐花見図屏風》や《御所参内・聚楽第行幸図屏風》といった太閤秀吉を偲ぶ想いを垣間見られる風俗画も展示する。
特別展「豊臣の美術」
会期:2021年4月3日(土)〜4月24日(土)
※5月16日(日)までの会期を予定していたものの、臨時休館に伴い変更
会場:大阪市立美術館
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝休日の場合は開館し翌平日休館)
※臨時休館する場合あり
観覧料:一般 1,500円、高大生 1,000円
※前売券の販売はなし
※中学生以下、障がい者手帳などの所持者および介護者1名は無料(要証明)
※チケットの主な販売場所:チケットぴあ(Pコード 685-481)、ローソンチケット(Lコード 51725)、イープラス、CN プレイガイド ほか、京阪神の主要プレイガイド・コンビニエンスストア(販売期間は4月3日(土)~5月16日(日)・臨時休館中は取り扱い休止)
【問い合わせ先】
大阪市総合コールセンター なにわコール
TEL:06-4301-7285 (年中無休 8:00〜21:00)