企画展「カランドリエ ミュシャと12の月」が、大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館にて、2021年7月25日(日)まで開催される。なお、4月25日(日)から6月20日(日)までは臨時休館。6月22日(火)から再開する。
19世紀末のパリで活躍したアルフォンス・ミュシャは、広告デザイナーとしての仕事のなかでも、とりわけポスターで有名である。他方でミュシャは“カレンダー”も数多く手がけており、代表作のひとつ《黄道十二宮》も、当初はカレンダーとして制作された作品である。
企画展「カランドリエ ミュシャと12の月」の“カランドリエ”とは、フランス語で暦(カレンダー)のこと。本展では、同館所蔵のミュシャ作品を中心に、アール・ヌーヴォーのカレンダーを習作とともに一挙公開する。
また、それぞれの月や季節にちなんだミュシャの作品を、12の月の流れに沿って紹介。春夏秋冬にまつわる装飾パネル《四季》、ハロウィンやクリスマスといった行事をテーマにした作品を目にすることができる。
加えて、「ミュシャと妻マルシュカの結婚記念日」や「サラ・ベルナールを讃える日」など、ミュシャの生涯における重要な日にも着目し、エピソードとともにミュシャの人物像を紹介する。
そのほか、ミュシャが生きていた同時代の大阪・堺にもフォーカス。当時の商店で配布されていた暦や引札(広告チラシ)からは、明治期の堺における暦の文化にもふれられそうだ。
企画展「カランドリエ ミュシャと12の月」
会期:2021年3月27日(土)〜7月25日(日)
[前期 2021年3月27日(土)〜5月23日(日) / 後期 5月27日(木)〜7月25日(日)]
※4月25日(日)から6月20日(日)までは臨時休館
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
住所:大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館
開館時間:9:30〜17:15(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(休日の場合は開館)、臨時休館期間
観覧料:一般 510円(410円)、高校・大学生 310円(250円)、小・中学生 100円(80円)
※( )は20人以上100人未満の団体料金
※最新情報は美術館ホームページにて確認
※美術館公式ホームページでは、同展メインビジュアルより、1~12月の女性のぬりえのデータを無料配布
【問い合わせ先】
堺 アルフォンス・ミュシャ館
TEL:072-222-5533
※臨時休館期間中は、電話の受付時間も10:00~16:00に短縮(月曜日および4月30日(金)、5月6日(木)は電話対応を終日休止)