展覧会「みろく ─ 終わりの彼方 弥勒の世界 ─」が、東京藝術大学大学美術館にて、2021年9月11日(土)から10月10日(日)まで開催される。
展覧会「みろく ─ 終わりの彼方 弥勒の世界 ─」は、バーミヤンで生まれ日本にも深く浸透した仏教僧・弥勒(みろく)に着目し、シルクロードを経て日本へと続く伝来の道をたどる国内初の展覧会だ。
東アジアで広く親しまれた弥勒。とくに6世紀には、シルクロードの中継地となったアフガニスタンのバーミヤンの磨崖に像高55メートルの弥勒の大仏が刻まれ、多くの人びとの信仰を集めてきた。しかし、相次ぐ戦乱のなかでバーミヤンの仏像は破壊され、かつての姿は失われている。
本展では、ガンダーラとアフガニスタンの弥勒菩薩像を展示するとともに、現代のデジタル技術と伝統的な模写技術を組み合わせた高精度の文化財複製「スーパークローン文化財」の技術を活用し、仏像や壁画などを復元制作して公開。
2001年に破壊されたバーミヤンE窟仏龕および天井壁画《青の弥勒》を中心に、スーパークローンの敦煌莫高窟275窟交脚弥勒菩薩像、バーミヤン東大仏天井壁画《天翔ける太陽神》、法隆寺金堂9号壁などを展示し、バーミヤンからシルクロードを経て日本に至る弥勒の道を紹介する。
展覧会「みろく ─ 終わりの彼方 弥勒の世界 ─」
会期:2021年9月11日(土)〜10月10日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館 3F
住所:東京都台東区上野公園12-8
開館時間:10:00〜17:00(最終入場は16:30まで)
休館日:月曜日( 9月20日(月・祝)は開館)、9月21日(火)
観覧料:一般 1,000円、大学生 700円
※当日窓口販売のみ
※高校生以下および18歳未満、障がい者手帳の所持者(介護者1名を含む)は無料
※ 事前予約制ではないが、変更および入場制限などを実施する可能性あり
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:050-5541-8600