植松奎二展「ナンセンスな旅への招待─みることの夢」が、鹿児島県霧島アートの森にて、2022年7月15日(金)から9月11日(日)まで開催される。
植松奎二(うえまつ けいじ)は、1947年兵庫県に生まれ、現在は大阪とデュッセルドルフを拠点に活動している美術家だ。その関心は、自然や地球、宇宙といった世界の構造と人びとの存在、それら相互の関係性にあり、鉄や石、ガラスなどを用いた彫刻に加えて、映像や写真、インスタレーションなどの作品を手がけてきた。
霧島や桜島を巡った植松は、火、土、水、空気が多様な姿へと移り変わり、膨大なエネルギーの転換が繰り返される様子を見て、フランスの哲学者ガストン・バシュラールの「想像力の源泉は物質である」という言葉を強く意識したという。
植松奎二展「ナンセンスな旅への招待─みることの夢」では、言葉と思考、視覚が一体となった空間を作りだすことで、知覚を超えた発見の場を展開。木材や水、桜島の溶岩などを使用した大規模なインスタレーション、浮力や重力をテーマにした作品やインスタレーション、自立しえない真鍮製の樹を自立させることで重力を体感させるインスタレーションなど、平面や立体の作品、インスタレーションを約20点展示する。
植松奎二展「ナンセンスな旅への招待─みることの夢」
会期:2022年7月15日(金)~9月11日(日)
会場:鹿児島県霧島アートの森 アートホール
住所:鹿児島県姶良郡湧水町木場6340-220
開園時間:9:00~17:00
※7月20日(水)~8月31日(水)の土日祝は19:00まで
※入園は閉園30分前まで
休園日:月曜日(祝日の場合は翌日休園、ただし8月15日(月)は臨時開園)
観覧料: 一般 800円(600円)、高大生 600円(400円)、小中生 400円(300円)
※( )内は前売および20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
鹿児島県霧島アートの森
TEL:0995-74-5945