企画展「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記」が、滋賀県立美術館にて、2022年7月9日(土)から9月4日(日)まで開催される。
53歳で制作を始めてから91歳で亡くなるまで、約40年間にわたって油彩画を描き続けた塔本シスコ。1913年(大正2)、熊本県郡築村(現・八代市)に生まれたシスコは、20歳で結婚して一男一女を得るものの、46歳の時に夫を亡くし、心身ともに不調の日々から立ち直るなか、幼少期から憧れていた絵を描くことに心を寄せてゆくようになったのだった。
シスコの作品の主題は、身近な草花や動物から、子どもの頃の思い出にまで広がる。生涯にわたってシスコは、自身の喜びと夢とを制作の源泉に、鮮やかな色彩で独自の作品世界を繰り広げていった。また、作品の支持体はカンヴァスやパネルにとどまらず、空き瓶や木箱、竹筒など、多岐にわたっている。
塔本シスコの過去最大規模の回顧展となる「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記」では、膨大な数の作品のなかから約230点の作品を厳選し、年代やモチーフごとにまとめて紹介。巡回展の最終会場となる滋賀会場では、《ヒマワリとアマガエル》など、他館には出展されなかった5点の作品も加えて展示する。
企画展「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記」
会期:2022年7月9日(土)〜9月4日(日)
会場:滋賀県立美術館 展示室3
住所:滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
開場時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(7月18日(月・祝)は開館)、7月19日(火)
観覧料:一般 1,200円(1000円)、高大生 800円(600円)、小中生 600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の所持者は無料
※同時開催の常設展も観覧可
※展覧会は延期・中止となる場合あり(最新情報については美術館ウェブサイトを確認のこと)
【問い合わせ先】
滋賀県立美術館
TEL:077-543-2111 (電話受付時間 8:30~17:15)