「展覧会 岡本太郎」が、東京都美術館にて、2022年10月18日(火)から12月28日(水)まで開催される。
《太陽の塔》や《明日の神話》などで広く知られる芸術家、岡本太郎。1911年に生まれ、1929年に渡仏した岡本は、当時の前衛表現に影響を受けつつ画家としてのアイデンティティを確立。帰国後には、抽象と具象、愛憎、美醜など、対立する要素が生み出す軋轢のエネルギーを提示する「対極主義」を掲げて前衛芸術を推し進めた。
また、自身の出自としての日本文化にも関心を抱いていた岡本は、作品制作ばかりでなく文化・芸術論も展開。さらに、1970年日本万国博覧会の《太陽の塔》に代表されるように、パブリックな空間に展開される巨大な彫刻や壁画なども手がけた。生活のなかで生きるこうした作品群は、「芸術は大衆のものである」という岡本の信念を反映するものだといえる。
「展覧会 岡本太郎」は、大阪、東京、愛知を巡回する、最大規模のスケールを誇る岡本太郎の回顧展。岡本作品のほぼすべてを所蔵する川崎市岡本太郎美術館と岡本太郎記念館の参画のもと、《傷ましき腕》や《夜》、《森の掟》、《燃える人》、そして幅約11mに及ぶ《明日の神話》の下絵など、主要な代表作・重要作を一堂に集め、岡本芸術の特質と本質、そしてその根底に流れる人間・岡本太郎に迫る。
「展覧会 岡本太郎」
会期:2022年10月18日(火)~12月28日(水)
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
開室時間:9:30~17:30(金曜日は9:30~20:00)
※入室はいずれも閉室30分前まで
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,900円、大学生・専門学校生 1,300円、65歳以上 1,400円
※日時指定予約制(詳細について展覧会公式サイトを参照)
※高校生以下無料(日時指定予約が必要)
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳の所持者および付添者(1名まで)は無料(日時指定予約は不要)
※未就学児は日時指定予約不要
※高校生、大学生・専門学校生、65歳以上、各種手帳の所持者は、いずれも証明できるものを提示
※当日の入場枠を設けるが、来場時に予定枚数が終了している場合あり
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)