埼玉県立近代美術館で開催される企画展「イン・ビトウィーン」は、「境界」のあわいを往還する作家のあり方に着目した展覧会。近年同館の収蔵作家となった早瀬龍江、ジョナス・メカス、林芳史に、ゲスト・アーティストとして潘逸舟を迎えて、4人の作品や資料を関連作家による作品を交えつつ紹介する。
「イン・ビトウィーン」
会期:2023年10月14日(土)〜2024年1月28日(日)
会場:埼玉県立近代美術館 (埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1)
埼玉県立近代美術館で開催される展覧会「アーティスト・プロジェクト#2.07 永井天陽 遠回りの近景」は、現代美術家・永井天陽の個展。永井は、人が無意識のうちに抱く感覚や認識への問いかけのもと、日常的なものを素材に彫刻を制作してきた。会場では、「metaraction」シリーズの新作を中心に、さまざまな素材や工業的な技術を用いた作品を交えつつ紹介する。
「アーティスト・プロジェクト#2.07 永井天陽 遠回りの近景」
会期:2023年10月14日(土)〜2024年1月28日(日)
会場:埼玉県立近代美術館 (埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1)
埼玉の角川武蔵野ミュージアムでは、展覧会「角川武蔵野ミュージアムコレクション展 髙山辰雄 ─15cm×15cmの宇宙─」を開催。角川武蔵野ミュージアムの所蔵作品から、日本画家・髙山辰雄の代表作や文芸雑誌『文藝春秋』の表紙絵を一挙公開する。
「角川武蔵野ミュージアムコレクション展 髙山辰雄 ─15cm×15cmの宇宙─」
会期:2023年12月2日(土)~2024年4月8日(月)
会場:角川武蔵野ミュージアム (埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3)
千葉県立美術館で開催される「テオ・ヤンセン展」は、「ストランドビースト」で知られるアーティスト、テオ・ヤンセンの展覧会。プラスチックチューブや粘着テープといった身近な材料を組み合わせた、風の力で歩く作品「ストランドビースト」10体以上を展示する。
「テオ・ヤンセン展」
会期:2023年10月27日(金)~2024年1月21日(日)
会場:千葉県立美術館 (千葉市中央区中央港1-10-1)
茨城県近代美術館で開催される企画展「国吉康雄展 ~安眠を妨げる夢~ 福武コレクション・岡山県立美術館のコレクションを中心に」は、明治時代に渡米し、やがてアメリカを代表する画家のひとりとなった国吉康雄の展覧会。憂いに満ちた表情の女性や暗喩的な静物、彩り豊かなサーカスの道化など、油彩やカゼイン画を中心とする約170点の作品を紹介する。
「国吉康雄展 ~安眠を妨げる夢~ 福武コレクション・岡山県立美術館のコレクションを中心に」
会期:2023年10月24日(火)〜12月24日(日)
会場:茨城県近代美術館 (茨城県水戸市千波町東久保666-1)
茨城の水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される企画展「今村源 遅れるものの行方」は、彫刻らしからぬ軽い素材を用いて、浮遊感あふれる「彫刻」作品を手がけてきた今村源の展覧会。美術館では10年ぶり、関東では初の開催となる今回の個展では、過去作から本展のための最新作まで、約60点の作品を紹介する。
「今村源 遅れるものの行方」
会期:2023年11月3日(金・祝)〜2024年1月28日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー (茨城県水戸市五軒町1-6-8 )
群馬の原美術館ARCで開催される展覧会「青空は、太陽の反対側にある:原美術館/原六郎コレクション」では、自身の理想を求めて当時の美術的・社会的動向に背を向けた美術作家の表現に着目し、現代美術と東洋古美術の作品を紹介。なかでも、通常は東京国立博物館に寄託している《青磁下蕪花瓶》(国宝)と《青磁袴腰香炉》を、3月24日(金)から4月26日(水)までの期間限定で里帰り展示する。
「青空は、太陽の反対側にある:原美術館/原六郎コレクション」
会期(予定):
・第1期(春夏季) 2023年3月24日(金)〜9月3日(日)
・第2期(秋冬季) 2023年9月9日(土)〜2024年1月8日(月・祝)
会場:原美術館ARC (群馬県渋川市金井2855-1)
群馬県立近代美術館で開催される特別展示「鈴木ヒラク 今日の発掘」は、ドローイングの概念を拡張する制作活動を展開してきた鈴木ヒラクの、過去最大規模となる個展だ。最新シリーズ「隕石が書く」40点による大規模インスタレーションを展開するとともに、近作の「Constellation」や「Interexcavation」からの作品、そして現地で制作される壁画などを展示する。
「鈴木ヒラク 今日の発掘」
会期:2023年9月16日(土)〜12月19日(火)
会場:群馬県立近代美術館 (群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内)
栃木県立美術館で開催される企画展「文晁と北斎─このふたり、ただものにあらず」は、江戸時代中期から後期にかけて活躍したふたりの絵師、谷文晁と葛飾北斎を紹介する展覧会。文晁による初公開の《東海道・中山道・木曽街道真景図巻》など約40点、初公開を含む北斎の肉筆画など約40点を展示するとともに、「富嶽三十六景」全46図を会期中に展示替えを行いつつ紹介する。
「文晁と北斎─このふたり、ただものにあらず」
会期:2023年10月21日(土)〜12月24日(日)
会場:栃木県立美術館 (栃木県宇都宮市桜4-2-7)