1993年、ウォルター ヴァン ベイレンドンクが「W&L.T.(Wild&Lethal Trash)」を発表。後に自身の名を冠したブランド「ウォルター・ヴァン・べイレンドンク」と「エロティックテロリスト」を設立。
ウォルター ヴァン ベイレンドンクは1955年生まれ。アントワープ王立芸術アカデミーのファッション科卒業。
86年、アントワープ王立美術アカデミーのファッション科を卒業した学生6人がロンドンコレクションの「ブリティッシュ・デザイナーズ・ショー(展示会)」の「アントワープの6人」展に自身のブランドを率いて参加する。
93年から99年(2000S/S)まではブランド「W&L.T.(Wild&Lethal Trash)」をパリコレクションで発表する。企業の支援を得てスタートしたこのコレクションはパフォーマンス的要素の強いもので、マルチメディアの注目を集め、好評を得ていた。このプロジェクトの後、2001年に自身の名前を冠したブランド「ウォルター ヴァン ベイレンドンク」を立ち上げる。この服はアントワープにあるウォルター ヴァン ベイレンドンク自らの出店する店、「ウォルター」でしか販売されていない。2001年に設立されたセカンドライン「エロティックテロリスト(aestheticterrorists)」は世界中で販売されている。
ウォルター ヴァン ベイレンドンクはさまざまな分野で活躍。
89年にコミック「キングコングクックス」を出版、97年にはU2のツアー「ポップマート」の衣装を担当。自身のキャリアをテーマにした本「ミューレット」の出版、アントワープで開催されたファッションイベント「Mode2001 Landed/Gelamd」のディレクション等を担当。また現在はアントワープ王立芸術アカデミーでファッションを教えている。
ウォルター・ヴァン・べイレンドンクのもとでウィム ニールス、ラフ シモンズ、ベルンハルト ウィルヘルムが研修、アシスタント等を経験。指導者としても実績を残している。