ポーツ 1961(PORTS 1961)は、ミラノのファッションブランド。上質とシンプルなスタイリングを貫く、ボーダレスな冒険心をもつラグジュアリーブランドとして誕生した。
もともと、「ポーツ」は1961年に日系の実業家であるルーク・タナベ(Luke Tanabe)により、カナダで立ち上げられた。2000年代にニューヨークへ拠点を移し、コレクションラインである「ポーツ 1961」を発表。2011年、デザイン拠点をミラノに移し、ミラノコレクションに参加。
2014年には、セントラル・セントマーチン美術大学を卒業し、フリーランスコンサルタントの後、ステラ マッカートニーでヘッドデザイナーを務めたナターシャ・チャガールをウィメンズのクリエイティブディレクターに迎え、2015年秋冬コレクションをミラノで発表。ミラン・ヴィクミロヴィッチは1970年にフランスに生まれ、エスモード パリを卒業。1996年、パリの有名セレクトショップ「コレット(Colette)」を共同設立した後、アートディレクター兼バイヤーとして活躍。2000年、ジル サンダー、2005年、パリの雑誌・ロフィシャル オムの編集長に就任。2007年には、トラサルディのデザイナーを務めていた。
メンズには、ジル サンダーやトラサルディのクリエイティブ・ディレクターを歴任したミラン・ヴィクミロヴィッチをクリエイティブ・ディレクターに迎え、メンズとして初めて2015年秋冬コレクションをミラノで発表。
レディースはメインラインとプレコレクションを年2回ずつミラノで発表。メンズは年2回ミラノでショーを開催している。
パリ、ニューヨーク、香港に旗艦店があり、2016年にはロンドンにも旗艦店をオープン。
2019年、スタイリストとして実績を誇るカール・テンプラーをはじめ、ファビアン・バロン(アートディレクター)、ミケーラ・ピーヴァ(ビジネス戦略担当)の3名がブランドを率いることに。2020年春夏ロンドンコレクションでファーストコレクションを発表。