2005年にブランドスタート。
「ヴァンキッシュ(VANQUISH)」は日本のメンズファッションブランド。2005年に株式会社せーのがブランドをスタートする。デザイナーを務めるのはせーのの代表でもある石川涼(Ryo Ishikawa)。ブランドコンセプトは“洗練された理想の男性像を体現すべく、ベーシックなデザインをベースに、シーズンごとにトレンドを取り入れた遊び心のあるVANQUISH.スタイルを提案していく”。
2006年、渋谷109MEN'Sに最初のショップをオープンすると、いわゆる“お兄系”と呼ばれるヤングメンズファッションの流行とともに人気ブランドとなる。“お兄系”は「メンズエッグ」や「メンズナックル」などの男性誌が掲載する、男性セレブやホストなどのモテを意識したワイルドなファッションを指す。
ヴァンキッシュは他のジャンルのファッションブランドとのコラボレーションを積極的に行っている。スポーツブランドの「アディダス(adidas)」やアイウェアブランド「ディータ(DITA)」、シューズブランド「コンバース(CONVERSE)」など多くのブランドとコラボレートした。
2010年、東京ファッションウィーク(JFW)で2011S/Sコレクションをランウェイ形式で発表。デザイナーズブランドがコレクションを発表するJFWに、同じく109の人気ブランド「リズリサ(LIZ LISA)」とともに参加したことが話題となる。このときのヴァンキッシュのコレクションはメーテル・リンクの夢幻劇「青い鳥」をテーマとした得意のリアルクローズを提案した。
JFWのランウェイでも登場したデニムアイテムは、藤原ヒロシ率いる「フラグメント デザイン(fragment design)」とコラボレーションしたものだったが、このコラボデニムラインは2011年に「DENIM BY VANQUISH & FRAGMENT」として展開することになる。同2011年、香港の有名セレクトショップ「I.T」と提携し、初の海外進出を果たす。