2005年、ワイズの実験的なラインとしてワイズレッドレーベルが設立。
2006A/Wコレクションでヨウジヤマモトが展開する、ワイズの実験的な新ラインを展開。デザイナーには鈴木道子が就任した。このラインは、赤色で名前(ラベル)を書いたことから、途中、それがそのままブランド名「ワイズレッドレーベル(Y’s Red Label)」となった。
2008S/S、ワイズレッドレーベルで、東京コレクションにデビュー。始めのコレクションは結婚がテーマ。コルセットドレスやミリタリー調のスーツなどの要素を取り入れ、素材は、コットン、シルクなどの自然素材を使用。デザイン、精神はワイズのベースにしており、それを若干フェミニンにした印象。
鈴木道子は、コレクションの際、新聞のインタビューで「ワイズの原点は反骨精神。結婚という形が束縛の象徴に思えて、既成概念を壊したかった。男に媚びないマニッシュな服、というワイズの原点を、違う世代の私が自分なりに解釈し直してみた」と語っている。
2007年、ヨシコクリエーション・パリとの コラボレーションラインを発表。また、2008S/Sには帽子のデザイナー、MISA HARADA(ミサハラダ)とコラボレーションを展開。ヘッドピースを制作した。
■デザイナーについて
鈴木道子(Michiko Suzuki)。1979年生まれ。山形県生まれ。紳士服の仕立屋をを営む祖父の影響を受け、服飾に興味を持つ。仕立て仕事場で遊んで育ったという。文化服装学院に入学し服装科服飾専門課程を専攻、2000年に卒業。卒業後はヨウジヤマモトに入社。「ヨウジヤマモト・ノワール」、「ワイズ」のパタンナーを経験。