2000年、自身の名を冠したブランド「ジャンポールノット(JEANPAULKNOTT)」を設立。
ジャンポールノット(JEANPAULKNOTT)はベルギーのブリュッセルを拠点に活動するファッションブランド。また、トゥモローランドとともに手がけるブランド「ノット(KNOTT)」「ノット メン(KNOTT MEN)」も展開している。
空気のように軽く実体のないエレガンスなデザインを追求し続けている。 布の流れ、ドレープを意識した美しいシルエット(ライン)のデザインはエレガントそのもので、その布の動きは柔らかく、繊細でアートとしての美しさを漂わせる。コレクションの多くは黒を貴重にしており、そのほかでは白、グレーなどモノトーンな色を多く用いる。実際、アートとファッションのギャラリーをベルギー、ブリュッセルに持つことから、アートへの意識は高いように見える。このような試みから欧米ではジャーナリストからも高い評価を得ている。
ジャン=ポール・ノットは1966年、ベルギー・ブリュッセル生まれ。1988年、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)を卒業。イヴ・サンローランのアシスタント・デザイナーとしてオートクチュールなどさまざまなラインのデザインを経験。2000年、自身の名を冠したブランド「ジャンポールノット(JEANPAULKNOTT)」を設立し、コレクションを発表。
その後、2001年にクリツィア(Krizia)のアーティスティックディレクター。2002年、振付師として有名なモーリスぺジャール(MAURICE BEJART)とコラボでのバレエのためのコスチュームを制作、2003年にルイ フェローのデザインを手掛けた。2004年から2005年にかけては自身のブランド「ジャン ポール ノット」の強化に注力、アンダーウェア(下着)のライン、アクセサリーのラインを設立。その他にはベルギーのロイヤル・ウィンザー・ホテルの部屋をデザインした。
2005年、ニコラ アンドレア タラリスの後任としてセルッティのアーティスティック・ディレクターに就任。2009年まで「レディース・メンズウェアともにデザインを担当する。
2006年、トゥモローランドが展開するブランド、ギャルリー・ヴィー(GALERIE VIE)とのコラボレーションでノット・ギャルリー・ヴィー(KNOTT GALERIE VIE)を発表。さりげないイメージのシンプルなデザインが人気となる。2007年には広尾のギャラリートゥモローランドをメイン会場として「KNOTT GALERIE VIE 2007 WINTER COLLECTION」とベルギー人アーティストたちによるLOVEをテーマにしたアートの展示会、「LOVE the belgian way」を開催。
2008年春夏コレクション、「ノット・ギャルリー・ヴィー(KNOTT GALERIE VIE)」がパリ・オートクチュールコレクションでデビュー。
2008年、トゥモローランドとともにウィメンズの「KNOTT」メンズの「KNOTT MEN」も展開している。