2009年、ウィンドリ・ウィデスタ・デーリがヌール・ザーラ(Nur Zahra)を設立。
ヌール・ザーラ(Nur Zahra)はインドネシアのファッションブランド。2009年に設立。
ヌール・ザーラに散りばめられた光には、ウィンドリ・ウィデスタ・デーリの人生と思いを表現。そのコレクションには、「女性が洗練されたスタイルに身を包むことと、厳格で柔軟性に乏しい従来のイスラムスタイルからファッションへの憧れを解放したい」との思いが込められている。
ウィンドリ自身、5年前にヒジャーブ(ムスリム女性が着用する頭や身体を覆う衣服)を身に付けると決めたものの、ムスリム向けのカジュアルなファッションがあまりないことにフラストレーションを感じていた。ヒジャーブは選択肢が少ないだけでなく、素材も重く、着こなしにも新鮮さがなく単調。そこで、ウィンドリは、一般的なブランドからヒジャーブとして着用できるゆったりしていて長さのあるアイテムを着ることに。その後、マレー半島から中東、さらにはトルコやエジプトのファッションからインスピレーションを受けたアイテムを厳選して提案。
デザイナーのウィンドリ・ウィデスタ・デーリは、ヴァレンティノやゲス(GUESS?)など国際的なファッションブランドに20年以上携わった後、2009年、自身のブランド「ウィンドリ・ウィデスタ・デーリ」をスタート。インドネシア・ファッション・フォワード・プログラムで、ファッション業界へのデビューを飾った。ヌール・ザーラは、新進インドネシアブランド12のひとつに選出される。ウィンドリは既婚で3人の娘がおり、子どもたちは彼女の無限のインスピレーションとエネルギーの源となっている。