茨城の水戸芸術館現代美術ギャラリーでは、「磯崎 新 ─水戸芸術館を創る─」展を、2023年3月1日(水)から6月25日(日)まで開催する。
磯崎新は、1980年代を中心に興ったポストモダン建築を先導した、日本を代表する建築家だ。1931年大分に生まれた磯崎は、大分の大分県立大分図書館(現・アートプラザ)や茨城のつくばセンタービル、ロサンゼルス現代美術館などの設計を手がけ、国際的に活躍。2019年には、「建築界のノーベル賞」と称されるプリツカー賞を受賞するも、2022年にこの世を去っている。
水戸芸術館の建築もまた、磯崎の設計によるものだ。「磯崎 新 ─水戸芸術館を創る─」展では、2019年に同館で開催された「磯崎新 ─水戸芸術館 縁起─」展を再現するとともに、シルクスクリーン作品や設計資料などを展示し、水戸芸術館をめぐる磯崎の思考に光をあてる。
展覧会「磯崎 新 ─水戸芸術館を創る─」
会期:2023年3月1日(水)〜6月25日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー 第9室・エントランス2階回廊
住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8
開場時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日
入場料:無料
■同時期開催
・企画展「ケアリング/マザーフッド:『母』から『他者』のケアを考える現代美術 ─いつ・どこで・だれに・だれが・なぜ・どのように?─」
会期:2023年2月18日(土)〜5月7日(日)
【問い合わせ先】
水戸芸術館(代表)
TEL:029-227-8111