加納俊輔の個展「森を見て木に迷う」が、京都・千總(CHISO)本店内の千總ギャラリーにて、2023年4月27日(木)から6月12日(月)まで開催される。
加納俊輔(かのう しゅんすけ)は、1983年大阪に生まれ、京都を拠点に制作活動を行う作家だ。写真を主な表現媒体に、複数回の撮影によるイメージを重ねあわせ、多層性を内包する作品を手がけている。
加納の作品は複雑なレイヤーを含み持っているものの、写真という手段を採ることによって、その表面だけが強制的に切り取られることになる。この時、個々のモチーフは重なりつつもどこか分離しており、前後関係といった細部の関係性が全体と有機的に結びつかずにいることになる。
展覧会「森を見て木に迷う」では、イメージと物体の関係性に着目し、「見る」という体験を捉えなおすことを試みてきた加納の作品を紹介する。
加納俊輔「森を見て木に迷う」
会期:2023年4月27日(木)〜6月12日(月)
会場:千總ギャラリー ギャラリー2
住所:京都府京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店
開館時間:10:00〜17:00
休館日:火・水曜日
入場料:無料
【問い合わせ先】
千總本店
TEL:075-253-1555