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展覧会「ちひろ 子ども百景」ちひろ美術館・東京で、愛らしい赤ちゃんや子どもを描いた作品約60点を展示

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展覧会「ちひろ 子ども百景」が、ちひろ美術館・東京にて2023年6月24日(土)から10月1日(日)まで開催される。

いきいきと魅力に溢れる愛らしい赤ちゃんや子ども

いわさきちひろ《おつむてんてん》1971年
いわさきちひろ《おつむてんてん》1971年

水彩の柔らかな筆致で子どものいる情景や物語を数多く描いた絵本画家・いわさきちひろ。ちひろの描く赤ちゃんや子どもは、やわらかな髪やふっくらとした肌、つぶらな瞳、短い手足に愛くるしい仕草など、愛らしい特徴が見事に落とし込まれ、いきいきとした魅力に溢れている。

いわさきちひろ《指人形で遊ぶ子どもたち》1966年
いわさきちひろ《指人形で遊ぶ子どもたち》1966年

ちひろは、10か月と1歳の赤ちゃんの月齢を描き分けることができたという。こうした画風は、1951年、32歳で母親となり息子・猛やその友達をモデルにしたスケッチや、育児書のためのカットを描いた中で生み出されたものだ。

いわさきちひろ《小犬を抱く少女》『ぽちのきたうみ』(至光社)より 1973年
いわさきちひろ《小犬を抱く少女》『ぽちのきたうみ』(至光社)より 1973年

展覧会「ちひろ 子ども百景」では、息子をモデルにしたスケッチや、季節のなかで遊ぶ子どもたちを描いた作品に加え、ちひろ自身の幼少期にも重なるような少女像の代表作、夏休みをおばあちゃんの家で過ごす少女が愛犬ぽちの到着を待ちわびる様子を描いた絵本『ぽちのきたうみ』などの作品を展示する。

育児書の仕事にも着目

いわさきちひろ《新聞紙で遊ぶあかちゃん》『育児の百科』(習作) 1967年
いわさきちひろ《新聞紙で遊ぶあかちゃん》『育児の百科』(習作) 1967年

また、『私は赤ちゃん』『育児の百科』など、医師・松田道雄の育児書の仕事にもフォーカス。寝返り、おしゃぶり、ハイハイ、つかまり立ちなど、育児書の中に差し込まれた、様々な仕草や表情を見せる赤ちゃんや幼い子どもを描いたカットも、拡大パネルを交えながら紹介する。

【詳細】
展覧会「ちひろ 子ども百景」
会期:2023年6月24日(土)~10月1日(日)
時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
会場:ちひろ美術館・東京 展示室3・4
住所:東京都練馬区下石神井4-7-2
休館日:月曜日(祝休日開館、翌平日休館)
出展作品数:約60点
※展示室4では、ピエゾグラフによる展示を行う
料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料
※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。
※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。
※年間パスポート3,000円。
※会期は予告なく変更になる場合あり。

【問い合わせ先】
TEL:03-3995-0612

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