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展覧会「ちひろ 光の彩」ちひろ美術館・東京で、子どもを照らす光に着目した作品約40点を紹介

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展覧会「ちひろ 光の彩(いろどり)」が、ちひろ美術館・東京にて2023年3月18日(土)から6月18日(日)まで開催される。

水彩で表現する彩り豊かな光と子ども

いわさきちひろ やぎと男の子 1970年
いわさきちひろ やぎと男の子 1969年

水彩の柔らかな筆致で子どものいる情景や物語を数多く描いた絵本画家・いわさきちひろ。ちひろは、水彩技法を探求する中で、あえて詳細な描きこみや説明的な描写を省略し、子どもや物語を照らし出す光を用いて心情や情景を表現するようになった。

いわさきちひろ 光と風のなかで 1968年
いわさきちひろ 光と風のなかで 1968年

展覧会「ちひろ 光の彩」では、まぶしい陽の光、こもれび、ろうそくの灯や月明りなど、光の表現に着目した作品を展示すると共に、水彩技法の変遷も併せて紹介する。

『青い鳥』や『にじのみずうみ』など“物語の中の光”

いわさきちひろ 夜の国で青い鳥をつかまえるチルチルとミチル『青い鳥』(世界文化社)より 1969年
いわさきちひろ 夜の国で青い鳥をつかまえるチルチルとミチル『青い鳥』(世界文化社)より 1969年

ちひろが描いた絵本の中でも、光が印象的に描かれた2冊の絵本に着目。チルチルとミチルの兄妹が、光の精に導かれて青い鳥を探す『青い鳥』や、稲光や湖にきらめく朝の光、輝く虹など、自然を彩る光が印象的に描かれた昔話『にじのみずうみ』をピックアップする。

1960年頃から晩年にかけて描いた“月の光”から見る表現の変遷

いわさきちひろ 十五夜の子どもたち 1965年
いわさきちひろ 十五夜の子どもたち 1965年

また、1960年代から晩年にかけて、ちひろは月の光を多く描いた。そんな月の光の表現の変遷を辿るほか、にじみや余白として表現した光から、子どもたちの未来や希望を重ね合わせているように感じられる作品を展示する。

【詳細】
展覧会「ちひろ 光の彩(いろどり)」
会期:2023年3月18日(土)~6月18日(日)
時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)※3月は16:00閉館。
会場:ちひろ美術館・東京 展示室3・4
住所:東京都練馬区下石神井4-7-2
休館日:月曜日(祝休日開館、翌平日休館)
※ゴールデンウィーク(4月29日(土)~5月7日(日)は無休。
出展作品数:約40点
料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料
※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。
※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。
※年間パスポート3,000円。
※会期は予告なく変更になる場合あり。

■松本猛ギャラリートーク
日時:5月14日(日) 14:00~14:30
講師:松本猛(ちひろ美術館常任顧問)
参加費:無料(入館料別)
定員:15名
申込:当日受付

■ギャラリートーク
日時:第1・第3土曜日 14:00~14:30
参加費:無料(入館料別)
定員:15名
申込:当日受付

【問い合わせ先】
TEL:03-3995-0612

Photos(6枚)

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