企画展「大好き 印象の動物・鳥・昆虫」が、京都府立堂本印象美術館にて、2023年6月17日(土)から11月23日(木・祝)まで開催される。
大正時代から昭和時代にかけて京都で活躍した日本画家、堂本印象(どうもと いんしょう)。企画展「大好き 印象の動物・鳥・昆虫」では、動物や鳥、虫に着目し、印象が手がけた作品を紹介する展覧会だ。
動物、鳥、虫といった生き物をどのように描くかは、多くの画家が取り組んできた題材であった。印象は、京都画壇の伝統的な写生技法を継承しつつ、花鳥画や動物画ばかりでなく、歴史画、戦争画、あるいは工芸作品などにも生き物を登場させている。
たとえば、インドに強い憧れを持っていた大正時代の印象は、実際にインドへ赴いていないにもかかわらず、インドの伝統風習をロマンティックに描いた《乳の願い》を手がけた。一方、《西遊記》では、孫悟空を躍動感あふれる表現で描きだしている。
また、戦時中には《霧》のように軍用犬を描くほか、自作の器に絵付けを施した《蜻蛉絵手鉢》なども手がけている。会場では、こうした作品から、印象がどのように生き物と向き合い、作品に取り入れていったのかを紹介する。
企画展「大好き 印象の動物・鳥・昆虫」
会期:2023年6月17日(土)~11月23日(木・祝)
会場:京都府立堂本印象美術館
住所:京都府京都市北区平野上柳町26-3
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)
観覧料:一般 510円(400円)、高校・大学生 400円(320円)、小・中学生 200円(160円)
※( )は20名以上の団体料金
※65歳以上、障害者手帳の提示者(介護者1名含む)は無料
※予定は変更となる場合あり(来館前に美術館ホームページなどにて最新情報を確認のこと)
【問い合わせ先】
京都府立堂本印象美術館
TEL:075-463-0007