企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、2024年9月8日(日)まで開催される。
企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」は、最先端の科学技術とデザインの出合いから生まれつつある、未来の「かけら」に光をあてる展覧会だ。展覧会ディレクターには、工業製品のデザインや、先端技術を具現化するプロトタイプの研究を行ってきたデザインエンジニア・山中俊治(やまなか しゅんじ)を迎える。
本展では、山中がさまざまな人々との協働のもとで生みだしてきたプロトタイプやロボット、スケッチを紹介。また、互いに専門を異にする7組のデザイナーやクリエイターと、科学者や技術者のコラボレーションによる作品も公開する。
たとえば、エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)は、幅広い分野でエンジニアリングサービスを提供する「ネイチャーアーキテクツ(Nature Architects)」とコラボレーション。エイポック エイブル イッセイ ミヤケによる熱を加えると布が収縮する技術に、ネイチャーアーキテクツが開発したアルゴリズムにより自動で服の折り目を設計する技術を組み合わせた衣服を展示する。
また、映画監督・アーティストの遠藤麻衣子(えんどう まいこ)は、短編映画『自在』の世界を展示。同作は、人間が物理空間・バーチャル空間でロボットや人工知能と一体となり、自在に行動することを支援する「自在化身体」の技術をテーマに制作されたものとなっている。
企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」
会期:2024年3月29日(金)〜9月8日(日)
※当初は8月12日(月・振)の閉幕を予定していたものの会期変更
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
開館時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日
観覧料:一般 1,400円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下 無料
■参加作家
荒牧悠+舘知宏、稲見自在化身体プロジェクト+遠藤麻衣子、エイポック エイブル イッセイ ミヤケ+ネイチャーアーキテクツ、千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo)+山中俊治、東京大学 DLX デザイン ラボ+東京大学 池内与志穂研究室、ノメナ+郡司芽久、村松充(Takram)+Dr. ムラマツ、山中研究室+今仙技術研究所・稲見自在化身体プロジェクト・臼井二美男・宇宙航空研究開発機構(JAXA)・岡部徹・河島則天・斉藤一哉・スプラインデザインハブ・鉄道弘済会義肢装具サポートセンター・新野俊樹・マンフレッド ヒルド・吉川雅博
【問い合わせ先】
21_21 DESIGN SIGHT
TEL:03-3475-2121