2014年8月6日(水)から8月25日(月)まで、フランス人アーティスト・JRの展覧会が、東京・渋谷ヒカリエの小山登美夫ギャラリーで開催される。リトグラフ版画等を展示する予定だ。
弱冠17歳にして、屋外の建物などに巨大な写真を貼る芸術表現を始めたフランス生まれのアーティスト・JR。以来、世界各地で弾圧や貧困、差別のもとで暮らす人々を撮影し、それを現地の人たちと壁に貼る活動を続けている。
2012年には、JRが世界的に行なうプロジェクト「インサイドアウト・プロジェクト」の一環として、ポートレート撮影用のカメラと大型プリンターを装備した専用トラックで東北の被災地を巡回、人々を撮影して街中に展示する活動を日本でも行い、話題を集めた。
世界中のストリートを誰もが見られるギャラリーに変え、そこに新たなコミュニケーションを創出する事で、地域の問題を世界に提示するJR。この機会にギャラリーに足を運んで、その作品の数々を鑑賞してみてはいかがだろう。
【作家プロフィール】
JR
1983年フランス、パリ生まれ。現在はパリとニューヨークを拠点とする。2011年にはTED(Technology Entertainment Design)よりTEDプライズを受賞。これまでに、第52回ヴェネチア・ビエンナーレ(2007年)、「時代の肖像展」(テート・モダン、2008年)、「パリ・デリー・ボンベイ展」(ポンピドゥー・センター、2011年)など世界各国で展覧会に参加し、2013年にワタリウム美術館で個展を開催した。
【開催概要】
開催期間:2014年8月6日(水)〜8月25日(月)
会場:8/ ART GALLERY/ 小山登美夫ギャラリー(渋谷ヒカリエ内)
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 8階
料金:入場無料