展覧会「世界のビーズ」が、東京の文化学園服飾博物館にて、2024年7月19日(金)から11月4日(月)まで開催される。
「世界のビーズ」展は、衣服や装身具などに広く用いられてきたビーズを紹介する展覧会だ。ヨーロッパのドレス、アジアやアフリカの民族の衣服や装身具など、約40か国のビーズを展示する。
身近な装飾材料であるビーズには、その素材として、木や石などの手に入りやすいものから、宝石といった貴重な鉱物、ガラスやプラスチックをはじめとする合成素材まで、地域や時代によってさまざまなものが使われてきた。
ビーズを用いた装飾は、世界各地で古くから行われてきたものの、それは単に装飾にとどまるのではなく、社会的・宗教的な役割を担ってきたといえる。たとえば、ビーズによって民族、性別や年齢、社会的立場を表すことがあれば、より多くのビーズや珍しいビーズを所有することが富や権力を象徴することもあった。あるいは数珠のように、祈りのための品もある。
本展では、世界各国の装いに見る、ビーズの造形と役割を紹介。アフガニスタン、フィリピン、日本、ポーランドをはじめ、世界の民族の装いに加えて、ジャン・パトゥによるドレスなど、ヨーロッパのファッションも展示する。
なお、本展の内容をベースとした書籍『世界のビーズ図鑑』も、2024年3月に刊行。約40か国のビーズを、500点以上の写真とともに紹介している。
展覧会「世界のビーズ」
会期:2024年7月19日(金)~11月4日(月)
会場:文化学園服飾博物館
住所:東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 1F
開館時間:10:00~16:30
※8月30日(金)、10月25日(金)は19:00閉館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:日曜日・祝日(7月28日(日),8月25日(日)、11月3日(日・祝)・4日(月・振)は開館)、8月9日(金)~18日(日)
入館料:一般 500円(400円)、高校・大学生 300円(200円)、小・中学生 200円(100円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者および付添者1名は無料
■書籍情報
文化学園服飾博物館編著 書籍『世界のビーズ図鑑』
発売日:2024年3月25日(月)
価格:3,278円
出版:株式会社ラトルズ
【問い合わせ先】
文化学園服飾博物館
TEL:03-3299-2387