詩人・谷川俊太郎の展覧会「谷川俊太郎 絵本★百貨展」が、2024 年7月20日(土)から9月16日(月・祝)まで、香川県の高松市美術館にて開催。東京・立川のプレイ ミュージアム(PLAY! MUSEUM)でも開催された巡回展となる。
谷川俊太郎は、楽しいことばあそびから、生きることの大変さや尊さ、死や戦争まで、多彩なをテーマをことばで表現する詩人。詩作のほか、エッセイや翻訳、脚本など幅広いジャンルで活躍を遂げており、展覧会「谷川俊太郎 絵本★百貨展」は、そんな谷川がさまざまな絵描きや写真家と共に手掛けた“絵本”にフォーカスした内容となっている。
会場では、谷川が原作や詩を担当した約20冊の絵本を紹介。画家や絵本作家として活動するタイガー立石との絵本『ままです すきです すてきです』をはじめとする計8作品では、貴重な原画も展示される。
「谷川俊太郎 絵本★百貨展」は、谷川の絵本の世界を多彩なクリエイターたちが表現した作品展示も見どころのひとつだ。たとえば、アートディレクター/デザイナーのミンナ(minna)が手掛けた『おならうた』のドームでは、原画を鑑賞していると、くすっと笑ってしまうおならの音が鳴るなど、ユニークな仕掛けを施している。
また、アートディレクターの柿木原政広がデザインした『ことばあそびうた』では、体を動かしながら言葉遊びを体感することが可能。このほかにも、映像作家や建築家らが手掛けた様々なコンテンツを“百貨店”のように見せた展示空間で楽しむことができる。
さらに、代表作『もこ もこもこ』では、谷川の名朗読とともに、「もこもこ」「ぎらぎら」「ふんわふんわ」という言葉のリズムと愉快な絵の動きが呼応する映像インスタレーション作品を展示。谷川のことばに絵や写真が邂逅を果たした、絵本の世界観を堪能することができる。
「谷川俊太郎 絵本★百貨展」
会期:2024 年7月20日(土)~9月16日(月・祝)
会場:高松市美術館 2階展示室
住所:香川県高松市紺屋町10-4
休館日:月曜日、8月13日(火) ※8月12日(月・振休)、9月16日(月・祝)は開館。
開館時間:9:30~17:00(入室は閉館30分前まで)
※金曜日・土曜日は19:00閉館。
入館料:一般 1,200(960)円、大学生 600(480)円、高校生以下 無料
※( )内は前売、20名以上の団体料金。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料。
※前売券は、高松市美術館 1 階受付、高松市役所生協、ゆめタウン高松サービスカウンター、宮脇書店本店及び南本店にて7月19日(金)まで販売。
【問い合わせ先】
高松市美術館
TEL:087-823-1711