撮影:北嶋俊治
2014年9月13日(土)、京都国立博物館の平常展示館がリニュアールし、「平成知新館」として開館。その記念展として、9月13日(土)から 11月16日(日)までの期間、「京へのいざない展」を開催する。
約6年余りの休館を経て開館する京都国立博物館。設計は、ニューヨーク近代美術新館(2004年)、東京国立博物館法隆寺宝物館(1999年)などを手掛けた世界的な建築家、谷口吉生が監修を担当。日本的な空間構成を取り入れた直線的な美しさを持つ「平成知新館」は、地上3階(展示室部分)、展示面積はこれまでの1.7倍の広さに拡張。また13の展示室では、絵画・書跡・彫刻・工芸・考古の各分野でテーマを設け、収蔵品が紹介される。
国宝 釈迦金棺出現図 9/13〜10/13 京都国立博物館
平安遷都以降の約千年間、首都でありつづけた京都では、天皇や公家による雅な王朝文化、北山・東山文化に代表される力強くも幽玄な武家文化、天下人・豊臣秀吉の個性を反映した華麗な桃山文化、また庶民の暮らしを伝える町衆文化など、様々な文化が生まれた。「京(みやこ)へのいざない展」では、それらの粋な京文化を存分に堪能することができる。同館が収蔵する国宝50余点、重要文化財110余点を含め、総計約400点の作品が展示され、京都国立博物館史上でも例のない豪華な展覧会になりそうだ。
【開催概要】
「京へのいざない」
開催期間:2014年9月13日(土)~11月16日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館(新・平常展示館)
住所:京都市東山区茶屋町 527