2014年10月31日(金)より三回にわたり、東京・六本木のギャラリー、ブックストア、カフェが一つになった商業スペース「IMA CONCEPT STORE」で、講座「ファッションデザイナーのイメージ論」が開催される。

この講座では、ファッションデザイナーと親交のある写真家や演出家、編集者などの対談を通して、キャンペーン写真はどのような意味を持ち、またブランドイメージをどのようにコントロールしているのかを探る。

第1回は、2015年春夏コレクションより、パリコレクションに参加したアンリアレイジ(ANREALAGE)のデザイナー森永邦彦と、以前からドキュメンタリーを撮影してきた写真家の奥山由之との対談。パリでのショーやバックステージの様子、またアンリアレイジが生み出すファッションイメージの作り方について語られる。

東京コレクションでメンズコレクションに初挑戦するタロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)のデザイナー堀内太郎とファッション誌『GINZA』の編集長中島敏子が対談する、第2回のテーマは「東京とファッション」。カルチャー的な視点をもつ2人だからこそわかる、東京らしさについて探る。

第3回は、「ファッションと女性のフェティシズム」をテーマに、マメ(mame)のデザイナー黒河内真衣子と演出家・藤田貴大が、ファッションと女性の価値観について語る。同じ年の2人は、毎日ファッション大賞と岸田戯曲賞の受賞者で、どちらも注目を集める20代のアーティストだ。

■ゲストプロフィール
＜第1回＞
・森永邦彦
ファッションデザイナー。1980年、東京都生まれ。早稲田大学、バンタンデザイン研究所卒業。2003年から、アンリアレイジをスタート。2006年に東京コレクションに参加し、その後第29回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。2015年春夏コレクションよりパリコレクションに参加。
・奥山由之
写真家。1991年生まれ。広告、CDジャケット、雑誌、カタログの他、映画、MVなどの映像作品も手掛ける。主な作品『Girl』(2012年 PLANCTON)、『A REAL UN REAL AGE』(2012年 パルコ出版)
＜第2回＞
・堀内太郎
ファッションデザイナー。1982年生まれ、14歳で渡英、アントワープ王立美術アカデミー首席卒業。イタリアのコンペティションITSにてディーゼル賞受賞。2010年春夏にてタロウ ホリウチを立ち上げる。2012年に第30回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。
・中島敏子
『GINZA』編集長。マガジンハウス社のカルチャー・ライフスタイル誌『BRUTUS』の編集者、『relax』の副編集長を経て、2011年4月より『GINZA』の編集長を務める。
＜第3回＞
・黒河内真衣子
ファッションデザイナー。1985年長野県生まれ。2010年に黒河内デザイン事務所設立し、マメを立ち上げる。
・藤田貴大
演劇作家、「マームとジプシー」主宰。1985年北海道生まれ、桜美林大学文学部総合文化学科卒業。2012年「かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。」で第56回岸田國士戯曲賞受賞。今日マチ子との共作漫画『mina-mo-no-gram』や短編小説『N団地、落下。のち、リフレクション』を発表。

【イベント詳細】
ファッションデザイナーのイメージ論
開催日時：2014年10月31日(金)、11月2日(日)、11月11日(火) 各回20:00～22:00
会場：IMA CONCEPT STORE
住所：東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
定員：各回80名
参加料金：
・各回 一般 2,500円(税込)、雑誌『IMA』定期購読会員 2,250円(税込)
・全編 一般 6,750円(税込)、雑誌『IMA』定期購読会員 6,075円(税込)
※申し込みは、公式ホームページから。

【問い合わせ】
IMA CONCEPT STORE
TEL：03-5572-7144 (11:00～22:00) ※不定休