映画『ウィークエンド・ チャンピオン〜モンテカルロ1971〜』が、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで、2015年7月18日(土)より公開される。
1970年代、それは、モーターレーシングが最も輝きに満ち溢れていた時代。1971年、F1最大のビッグイベント「モナコ・グランプリ」が行われた週末、伝説の世界チャンピオンであるジャッキー・スチュワートは、モーターレースファンとしても知られる映画監督で友人のロマン・ポランスキーと共に過ごしていた。
命を懸けて戦うことで人々を魅了し、まるでロックスターのように絶大な人気を誇った1970年代のF1ドライバーの輝き、鳴り響くエンジン音が聞こえてきそうなF1マシンの姿、そして決して色あせることのない40年前のモナコ・グランプリの華やかな週末…。この時の出来事を、ロマン・ポランスキーがドキュメンタリー映画化した作品が、『ウィークエンド・ チャンピオン』だ。
1972年にベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映された本作だが、その後一般公開される機会を失い、倉庫に埋もれてしまう。今回フィルムが奇跡的に発見された事で、40年の時を経て奇跡的に上映される事となった。ポランスキーとスチュワートが、モナコ・グランプリの週末を“改めて”語り合うシーンも追加された本作は、2013年カンヌ国際映画祭で特別招待作品に選ばれている。
輝きに満ちあふれていた“グロリアス・モナコ”が、いま鮮やかに現代に蘇る。
【作品情報】
ウィークエンド・チャンピオン〜モンテカルロ1971〜
公開時期:2015年7月18日(土)
場所:渋谷シアター・イメージフォーラム
※モーニング&レイトショー
住所:東京都渋谷区渋谷2-10-2
【プロフィール】
■ジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)
1939年生まれ、イギリス、スコットランド出身。1965年、BRMからF1に参戦。8戦目のイタリアGPで初優勝を達成する。1969年、開幕からの8戦で6勝という記録を作り初の世界チャンピオン。F1通算勝利は27回。スチュワートは偉大なチャンピオンとしてだけでなく、F1の安全性について、誰よりも使命感を持ち啓蒙していったことで知られる。
■ロマン・ポランスキー
ポーランド人の映画監督。1962年『水の中のナイフ』で監督デビュー。 その後『吸血鬼』『ローズマリーの赤ちゃん』『マクベス』など話題作を生み出し、時代の寵児と言える映画監督となる。当時からモー ターレースの大ファンとして知られ、多くのF1ドライバーと交流があった。 2002年公開の『戦場のピアニスト』でカンヌ映画祭パルムドール、アカデミー監督賞を受賞。
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