特別展「隅田川をめぐる文化と産業 浮世絵と写真でみる江戸・東京」が、2016年1月5日(火)から3月21日(月・祝)の期間、開催される。会場はたばこと塩の博物館。
「隅田川をめぐる文化と産業 浮世絵と写真でみる江戸・東京」では、浮世絵、写真、絵はがきを中心に展示しながら、隅田川をめぐる文化と産業について紹介。浮世絵は、隅田川の景色、花見や花火を楽しむ人々、歌舞伎を題材にしたものなど前後期合わせて32点が並ぶ。また、明治以降に近代軽工業の発祥の地となった隅田川を100点を越える写真や絵はがきでも紹介。隅田川が人々に愛され、くらしに根付いていた様子や江戸から東京へと移り変わる様子を感じることができる。
会期中は、展示関連講演会をはじめとするイベントも多数開催。江戸の人々に深く愛され、親しまれてきた隅田川の魅力について「たばこ」と「塩」との関わりにも触れる。たばこと塩の博物館ならではの視点で紹介する本展に是非足を運んでみてはいかがだろうか。
【開催概要】
隅田川をめぐる文化と産業 浮世絵と写真でみる江戸・東京
会期:2016年1月5日(火)〜3月21日(月・祝)
会場:たばこと塩の博物館2階特別展示室
住所:東京都墨田区横川1-16-3
入館料:大人・大学生100円(50円)
65才以上の人と小・中・高校生50円(20円)
※()は20名以上の団体料金 ※65才以上の人は証明書が必要
開館時間:10:00〜18:00
※入館は17:30まで
休館日:月曜日(ただし、2015年1月11日と3月21日は開館)、2015年1月12日(火)
■講演会
1月24日(日)
江戸・明治の製塩と流通
講師:落合功(青山学院大学教授)
1月30日(土)
隅田川のあそび
講師:竹内誠(東京都江戸東京博物館館長)
1月31日(日)
明治の工業都市東京における隅田川
講師:鈴木淳(東京大学教授)
2月21日(日)
本所・深川の開発と大江戸
講師:斉藤照徳(江東区文化財専門員)
3月6日(日)
絵はがきにみる隅田川界隈
講師:生田誠(絵葉書研究家)
3月13日(日)
行徳塩と新河岸
講師:菅野洋介(市立市川歴史博物館学芸員)
3月20日(日)
関東大震災と本所地域
講師:西村健(横浜都市発展記念館調査研究員)
※いずれも14:00から、3階視聴覚ホールで開催。
※参加費無料(ただし、入館料は必要)。
※定員は、先着120名(いずれも当日開館時より、整理券を1名につき2枚まで配布)。
■ワークショップ・イベント
2月7日(日)
「講座 意外と知らない塩のおはなし」
共催:公益財団法人塩事業センター
簡単な実験を交え、塩に関する基本的な知識をクイズ形式でレクチャー。
定員::40名
2月27日(土)
塩を使ったせっけん作り
展示にも登場するせっけん。簡単な実験で、原料の液体を固めて固形せっけんにする塩析を体験できる。
定員:20名
※いずれも14:00から、1階ワークショップルームで開催。
※参加費無料(ただし、入館料は必要)。
※いずれも事前申込制。