2012年4月8日まで、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催中の話題の企画展「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展。20世紀後半を代表する伝説的写真家であるアーヴィング・ペンは、イッセイ ミヤケのコレクションを13年間撮り続けた。そんなペンと日本を代表するデザイナーである三宅一生によるクリエーションが、2人の創作活動に一貫して関わった北村みどりのディレクションのもと、世界的に活躍する建築家の坂茂が会場構成を担当した空間で、ダイナミックに展示されている。

本展では、小説家の平野啓一郎やプロダクトデザイナーの深澤直人、写真家の広川泰士とアートディレクターの廣村正彰、写真家の加納典明、ジャーナリストの生駒芳子、そしてアーヴィング・ペン財団アソシエイトディレクターのヴァジリオス・ザッシー等様々な分野で活躍するクリエーター達を迎えた豪華なプログラムやアコースティックギターライブ等を予定している。12月23日～25日には「クリスマス・スぺシャル」として入場割引や開館延長が実施されるので、東京ミッドタウンのクリスマス・イルミネーションとともに、クリエイティブでロマンティックな時間を過ごそう。

展覧会の詳細はこちらの記事でもチェック:
三宅一生と伝説的写真家との視覚的対話 - 「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展開催
2人の天才によるクリエーションの集大成がここに！「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展レポート

【関連プログラム】
会場: 21_21 DESIGN SIGHT
参加費: 無料(但し当日の入場券が必要)
※特に記載が無い場合、要予約。詳細は公式ウェブサイトを参照。

■トーク「存在とかたち」
日時: 2011年11月25日(金) 18:00～19:30
出演: 平野啓一郎(小説家)、深澤直人(プロダクトデザイナー)
アーヴィング・ペンと三宅一生のコラボレーションに、通常の概念を超えたかたちの捉え方という共通性をみる深澤直人と、ペンの写真に「典型への収集」への志向をみる平野啓一郎。それぞれの視点から「存在」と「かたち」を巡って語り合う。

■トーク「写真×デザインの事」
日時: 2011年11月26日(土) 18:00～19:30
出演: 広川泰士(写真家)、廣村正彰(アートディレクター)
ともに1970年代より活動する写真家の広川泰士とアートディレクターの廣村正彰。アーヴィング・ペンの写真の魅力、廣村が在籍していた当時の田中一光デザイン室でのポスター制作現場の様子、また、広川と廣村それぞれの作品を紹介しながら、写真家とデザイナーの関係について語り合う。

■ヴァジリオス・ザッシー来日にともなうプログラム
元アーヴィング・ペン・スタジオ・マネージャーとしてペンの晩年13年間の創造の過程を支えたヴァジリオス・ザッシー。現在はアーヴィング・ペン財団のアソシエイトディレクターとして、世界中でペン作品の展覧会にかかわるザッシーが、2つのプログラムを開催する。

1) ヴァジリオス・ザッシーによるギャラリーツアー
日時: 2011年12月8日(木) 18:30～19:30
案内: ヴァジリオス・ザッシー(アーヴィング・ペン財団アソシエイトディレクター)、金井純(三宅デザイン事務所U.S代表)
ペンのもとでかかわった三宅一生の服の撮影の様子や、ペンのオリジナルプリント作品について紹介しながら、撮影のコーディネーションを務めた金井純とともに、本展を案内する。

2) トーク「アーヴィング・ペンのもとで」
日時: 2011年12月10日(土) 14:00～15:30
出演: ヴァジリオス・ザッシー
聞き手: 川上典李子(21_21 DESIGN SIGHTアソシエイトディレクター)
三宅一生の服の撮影時のプロセスや、ペン独自の撮影やプリント方法も紹介しながら、川上典李子を聞き手にペンとの仕事について語る。

■トーク
日時: 2011年12月16日(金) 18:00～19:30
出演: 浅葉克己(アートディレクター)、立木義浩(写真家)

■トーク
日時: 12月23日(金・祝) 17:00～18:30
出演: 加納典明(写真家)
聞き手: 生駒芳子(ジャーナリスト)

■ギャラリートーク「ポスターにみる三宅一生の衣服」
日時: 2011年11月24日、12月22日、2012年1月26日、2月23日、3月22日 すべて木曜日 18:30～19:30
場所: 21_21 DESIGN SIGHT B1F ロビー集合
案内: 三宅一生デザイン文化財団アーカイブ担当者
※予約不要
アーヴィング・ペン撮影、田中一光デザインによる、ISSEY MIYAKEのコレクションポスターで取り上げられている三宅一生の衣服について、三宅一生デザイン文化財団のアーカイブ担当者が紹介。衣服デザインの特徴や素材、ディテールなどを中心に解説し、ペンと三宅の13年間の「視覚的対話」を、ポスターを通して衣服の側から辿ることができる。

■21_21 DESIGN SIGHTスタッフによるギャラリーツアー
日時: 2012年1月12日、2月9日、3月8日、4月5日 すべて木曜日18:30～19:30
場所: 21_21 DESIGN SIGHT 1F集合
案内: 21_21 DESIGN SIGHTスタッフ
※予約不要
本展の企画担当者をはじめとした、21_21 DESIGN SIGHTのスタッフによるギャラリーツアー。展覧会の背景や、アーヴィング・ペンと三宅一生の「視覚的対話」の経緯、また展示作品のみどころについて解説しながら、会場を案内する。

■クリスマス・スペシャル
2011年12月23日(金・祝)、24日(土)、25日(日)の3日間の特別入場料と開館延長
1) 入場料が各料金の半額(他の割引との併用不可)
一般1000円→500円、大学生800円→400円、中高生500円→250円、小学生以下無料

2)ダニエル・コフリン アコースティックギターXmasライブ
日時: 2011年12月24日(土) 18:00～19:00
出演: ダニエル・コフリン(アコースティックギタリスト)
場所: 21_21 DESIGN SIGHT 1F
ストリートライブをはじめ、多岐にわたる活動で注目を集めるダニエル・コフリン。クリスマスにまつわる曲目を中心に、オリジナル曲も含めたプログラムを演奏する。イルミネーションの夜景が見える会場で、透明感あふれる優しく力強い響きを楽しもう。

【開催概要】
展覧会名：「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展
会期：2011年9月16日(金)〜2012年4月8日(日)
休館日：火曜日(3月20日は開館)、12月27日〜1月3日
開館時間：11:00～20:00(入場は19:30まで)
※12月23日～25日は「クリスマス・スペシャル」のため21:00まで開館延長(入場は20:30まで)
入場料：一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料
※12月23日～25日は「クリスマス・スペシャル」のため各料金の半額(他の割引との併用不可)
会場：21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内、TEL 03-3475-2121)
URL: www.2121designsight.jp