「アートフェア東京2017」が、2017年3月16日(木)から3月19日(日)まで東京国際フォーラムにて開催される。
「アートフェア東京」は、日本最大級の国際的なアートの見本市だ。会場には数々のギャラリーの作品が一挙に集まり、そこから気に入った作品を購入することができる。今回は、150のギャラリーが参加し、古美術、工芸、日本画、近代美術、現代アートまで、そして巨匠から若手のものまで、幅広く作品を取り揃えた。
テーマは「Art is Alive –アートに近づく、アートが近づく−」。ただ作品を購入するだけでなく、ライブペンティングやファションとのコラボレーションなど、数々の企画や展示構成を通して、アートと自分との距離が近づくような体験を提案する。
左)MISA SHIN GALLERY、Francis Shingo、Beyond the Periphery (vermilion-blue) 、2015-6、Oil on canvas、40×30 cm、右)SCAI THE BATHHOUSE、Mrs. Yuki、無題、2015年、ミクストメディア、29.5×25.5×4.5 cm、Photo: Nobutada Omote
会場は、大きく3つのエリアで構成される。入り口設置された入場無料の「ロビーエリア」では、まさにそれがアートへの入り口になるように、アートと日常生活とのつながりを実感させるような企画を実施。スプツニ子!とランボルギーニ・ウラカン RWD スパイダーのコラボレーションカーが登場するほか、専門家が選んだ若手作家による10万円前後から30万円程度の価格帯の作品60点の展示販売も行われる。
「アクセスエリア」では、国内外のアートに関する最新情報を発信。そして、メイン会場「ギャラリーエリア」では、古美術・近現代・工芸を取り扱うギャラリーが集まる「North Wing」と、現代アートギャラリーを中心とした「South Wing」に分かれ、150のギャラリーが作品を展示・販売する。
中でも注目は、メイン会場で、12ギャラリーが各1組作家を選出し個展を展開する企画「PROJECTS」だ。一押しのアーティストそれぞれの世界観が、一つのエリアに集められ、それを比べるように眺めていくことで、より深く、新しい芸術体験を味わうことができるだろう。さらに今企画では、各ギャラリストが見どころを紹介するガイドツアーも実施される。
なお、期間中は会場となる東京国際フォーラムと注目のアートスポットが集まる天王洲エリアを結ぶシャトルバスを運行。より気軽にアートを楽しむことが出来そうだ。
さらに、今回アクセスエリアにて、草間彌生の代表作「Mirrored Room」が展示されることが決定した。会場に佇む真っ赤なボックスの中を覗くと、鏡に囲まれた一面に赤いドットのソフト・スカルプチュアが生い茂る空間が広がる。まるで草間自身の頭の中に入り込んでいるような感覚を味わうことができる作品だ。
【詳細】
アートフェア東京2017
開催期間:2017年3月16日(木)〜3月19日(日) ※16日は招待制
会場:東京国際フォーラム ホールE・ロビーギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内3-5-1
入場料:1DAYパスポート(当日) 2,800円 / 1DAYパスポート(前売) 2,300円
※全て税込み
■PROJECTS 出展ギャラリー例
FUMA Contemporary Tokyo | 文京アート(金巻芳俊) / 雅景錐(詫摩昭人) / HARMAS GALLERY(高橋大輔) / 四季彩舎 (山村龍太郎毅望) / KEN NAKAHASHI (エリック・スワーズ) / サテライツ・アート・ラボ(森 勉) Satoko Oe Contemporary(金氏徹平) / SHUMOKU GALLERY(富永祥烟)
■PROJECTS ガイドツアー
日程:3月18日(土) ※ツアー時間、集合場所 後日発表
場所:ギャラリーエリア内 South Wing内「PROJECTS」各ブース
■Ron English ライブペインティング
日時:3月16日(金)、17日(金)
場所:アクセスエリア内メインステージ
■シャトルバス
乗降場所: 東京国際フォーラム1階 バス停留所、寺田倉庫 T-Art Gallery前
時間:※30分間隔で運行
17日(金) 11:30~19:00、18日(土) 11:30~19:00、19日(日) 11:00~16:00